フィルメックス・カウントダウン vol.2

林 加奈子(東京フィルメックス、映画祭ディレクター)
<ブラジル映画の奇跡。必見のジョアキン・ぺドロ・デ・アンドラーデ特集>
今年はブラジルからの映画を何本も上映する第9回東京フィルメックス。まずは映画史上に輝ける傑作、「マクナイーマ」をご覧ください。4年前のカンヌ・クラシック部門で修復ヴァージョンの上映があり、ぶったまげた一本です。カンヌという騒然とした所に自分が居ることを忘れられた一本でした。その後ご遺族と連絡を取り始め、今年念願のアンドラーデ特集ができる運びとなりました。
ブラジル映画はたまげる作品がいっぱいあって、日本でまだ紹介されていない作品も多いのですが、「マクナイーマ」。フェリーニとは違うのですが、フェリーニが見たらどう思うかしらという変な妄想が心をよぎりました。自由な発想のパワーが充満しています。アンドラーデ作品のユニークさは、是非ともご満喫いただきたい。初日22日の「マクナイーマ」上映後には一階下のスクエアにてアンドラーデについてのトークイベントも企画しています。ブラジルのパワーは凄いです。ブラジル人って何なんだろうか。見れば見るほど謎が重なります。
短編ながら「キャットスキン」は大好きな一本です。またペレと並んで、ブラジルサッカー界での王か長嶋かと言われる国民的英雄ガリンシャを追ったドキュメンタリー「ガリンシャ」もどうにもこうにも必見です。日本のサッカー好きな人、みなさまの周囲にいらっしゃるサッカーファンに、是非ともこの上映をお知らせください。ポリオの影響で左右の足の長さが異なるハンディを背負いながら、だからこそドリブルのタイミングを敵に見破らせないという有名なガリンシャ選手を追いながら、60年代のブラジル社会を垣間見せてくれます。
前売り券、絶賛販売中でございます。
ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督特集 詳細

前夜祭「NOITE BRASILEIRA 」開催!

11月21日(金)の第9回東京フィルメックス開催初日前夜に「NOITE BRASILEIRA 」と称して、ブラジルをテーマにした前夜祭パーティを丸ノ内カフェで開催します。
今年の特徴ともいえるブラジル映画にちなんで、ブラジル音楽シーンを代表するプロデューサー、セルソ・フォンセカも絶賛したジャパニーズ・カント-ラ「Chie Umezawa」によるMPB、BOSSA NOVAのLIVEやDJを中心に、映像や料理までブラジル一色の夜をお楽しみ頂けます。
皆様のご参加をお待ちしております!
詳細、申込受付はこちらから
丸の内カフェ サイト

フィルメックス・カウントダウン vol.1

林 加奈子(東京フィルメックス、映画祭ディレクター)
<必見のオープニング作品>
いよいよ2週間を切った、第9回東京フィルメックス。前売り券、絶賛販売中でございます。フィルメックスは映画業界の方々もさることながら、一般のお客さまが熱く素晴らしいのは、世界的にも有名です。御来日の監督たちも、シャープなご質問にハッピーになってご帰国くださいます。おかげさまで第9回。どうぞみなさま、前売り券を早めにお買い求めくださいますようお願いします。

粘って粘って、素晴らしいプログラムとなりました。心にしみる映画を上映できる喜び。まずはオープニングの「リーニャ・ヂ・パッシ」にご注目ください。新作のブラジル映画。監督はウォルター・サレスとダニエラ・トマスの共同で、今年のカンヌで主演女優賞(お母さん役の女優、サンドラ・コルベローニ)を受賞しています。
10代の4人の息子たちを育てるお母さんは、貧しい日々の中疲れ果てているのですが、この作品は、彼女がサッカー観戦でエネルギッシュに応援している場面から始まります。それぞれの息子たち、夢と希望と現実の中で、激動のブラジルの社会の中で、切磋琢磨するある家族のドラマが繰り広げられるのですが、必見のポイントは、貧しく過酷な状況の人たちを描いていながら、テンポとタッチは決して重苦しくなく、爽快感さえあるという点です。まさしく、フレッシュなオープニング作品。サッカー好きのお客さまにも十分にお楽しみいただけます。
ちなみにこの映画、まだ日本での配給が決まっていません。つまり現時点では今後公開の予定がありません。良い映画でも様々な事情で公開がすぐに決まるとは限りません。今回の上映で日本の配給会社の方が動いてくださる事を切望しております。業界関係者の方も是非ご来場ください。東京フィルメックスは、新しい流れを提案しつづけます。
「リーニャ・ヂ・パッシ」詳細

コンペティション上映作品が映画祭で受賞!

今年のバンクーバー国際映画祭で、アジアの新人監督を対象としたドラゴン&タイガー賞に「完美生活」が、そして釜山国際映画祭では、ベストアジア映画にあたるNETPAC賞に「木のない山」が、選ばれました。
両作品とも第9回東京フィルメックスで上映されるコンペティション作品。
世界で大注目の映画をこの機会に是非ご覧下さい!
「完美生活」
<上映日> 11月24日(祝)15:30、25日(火)12:40
「木のない山」
<上映日> 11月27日(木)16:00、28日(金)21:15
チケット情報

プレイベント開催!

映画祭期間中、「それぞれのシネマ」をテーマに、美術や音楽などを切り口に映画について語るトークサロンを丸の内カフェで開催します。
そのトークサロンの第1弾として、プレイベント「映画祭は映画のミライをアカルクする」を、11月19日(水)に開催します。
ゲストに俳優の別所哲也さんを迎え、林ディレクターとのトークをお楽しみ頂けます。
また、映画祭をより楽しめるイベントも企画しておりますので、そちらもご期待ください!
詳細、申込受付はこちらから
丸の内カフェ サイト

チラシを各ショップで手にとっていただけます①

第9回東京フィルメックスのチラシを、各エリアのショップで配置のご協力を頂いております。
お近くのショップで是非お取り下さい。
また、トップページからチラシと同等のデータをダウンロードしていただけます。
※「東京フィルメックスは、映画の新しい流れを提案します。」の右隣
チラシ配置先①
池袋エリア
・ティーヌン池袋メトロポリタンプラザ店
・アジアンキッチン池袋メトロポリタンプラザ店
・ジュンク堂書店池袋本店
・HMV池袋サンシャイン60通り店
・TSUTAYA東池袋店
銀座エリア
・インド料理銀座アショカ
・青山ブックセンター丸の内店
・中国語教室チャイニーズフロンティア
代官山・恵比寿エリア
・Cafe HEAVENS
・neuf cafe
・pile cafe
・torch cafe
・UNICE
・cue cafe
・ハリウッドクラブ
・TSUTAYA恵比寿ガーデンプレイス店
・株式会社クリップエンターメディア
早稲田・高田馬場エリア
・早稲田松竹
・ヴィレッジヴァンガード高田馬場店
・東放学園放送専門学校
・日本点字図書館
・cafe RETRO
・cafe のらりくらり
・cafe mile stone
・hub高田馬場

「月刊ビジネスアスキー」が発売されています

東京フィルメックス事務局スタッフが連載しています「月刊ビジネスアスキー」が発売されています。
今回は今月の1本として、ミシェル・ゴンドリー監督「僕らのミライへ逆回転」をMOVIEコーナーでご紹介しています。
また、SPOTコーナーでは今年の上映作品から「ショーガ」「ヘアカット」のカザフスタン2作品や「バシールとワルツを」について取り上げました。
月刊ビジネスアスキーは毎月24日発売です。
月刊ビジネスアスキー 公式サイト

11/3より前売券発売開始!

お待たせしました!
いよいよ第9回東京フィルメックスの前売券を、11月3日(土・祝)10:00AMよりチケットぴあで一般発売を開始いたします(※発売初日11/3に限り、コンビニエンスストアは11:00AMより発売)。
【購入方法】
・チケットぴあ店舗、ファミリーマート、サークルK・サンクスにて直接購入
・電話予約:電子チケットぴあ/音声認識予約 0570-02-9999(10:00AM~11:30PM)
@電子チケットぴあにて購入
上映作品の日時、チケットご購入にあたっての詳細は下記サイトでご覧いただけます。
チケット情報

「SAPIO」に好評連載中!

東京フィルメックス事務局担当の連載企画「THE WORLD FILMeX 映画を見れば世界がわかる」が掲載されております、国際情報誌「SAPIO」が10月22日に発売されました。
今回は第9回東京フィルメックス・コンペティションで上映される、中近東、東欧の映画にスポットをあてています。
イスラエル、レバノン、カザフスタンなど、日本ではなかなか観る機会のない作品を、是非ご覧頂けたらと思います。
SAPIOは毎月第2・4水曜日発売です。
SAPIO 公式サイト
東京フィルメックス・コンペティション

「デイリーニュース」ページがオープンしました

「デイリーニュース」が今年もオープンしました。
映画祭期間中は舞台挨拶、Q&A、トークイベントやセレモニーの様子など盛りだくさんの内容でお届けいたします。
また動画がご覧になれます「ブロードキャスト」も併せてお楽しみ下さい。
只今、映画祭に先駆けて10月7日に行われました、蔵原惟繕監督「ある脅迫」試写会でのトークイベントの様子をご覧頂けます。
ゲストに熊切和嘉監督(『ノン子36歳(家事手伝い)』)、濱口竜介監督(『PASSION』)、林宏之氏(日活株式会社)をお招きしました。
デイリーニュース