追加イベント決定
11月7日(土)13:40 @朝日ホール
「平静」
上映後にゲストをお招きしてのトークを行います!
上映後トークゲスト:渡辺真起子さん(出演俳優)
MC:市山尚三
「平静」作品詳細はこちら
ニュース/事務局からのお知らせ
【New Director Award】ファイナリストを発表します
New Director Award最終選考選出者11名を発表いたします。New Director Awardの最終結果・受賞者は11月7日(土)の第21回東京フィルメックス授賞式で発表予定です。
<New Director Award ファイナリスト>
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応募者名 | 企画名 |
田中隼 TANAKA Jun | 「DOPPELGANGER STORY」 |
田中希美絵 TANAKA Kimie | 「ファミリー・プランナー」 |
藤井悠輔 FUJII Yusuke | 「永い夜」 |
石川泰地 ISHIKAWA Taichi | 「縊の木(くびれのき)」 |
谷中史幸 YANAKA Fumiyuki 坂本あゆみ SAKAMOTO Ayumi |
「13(仮)」 |
鈴木洋平 SUZUKI Yohei | 「あぼっけ」 |
宮瀬佐知子 MIYASE Sachiko | 「旅立ちにも似た」 |
奥野俊作 OKUNO Shunsaku | 「サマータイム(仮)」 |
甫木元空 HOKIMOTO Sora | 「はだかのゆめ」 |
金子由里奈 KANEKO Yurina | 「まどろむ土(仮)」 |
山本英 YAMAMOTO Akira | 「熱のあとに」 |
公式サイト / 上映スケジュール / チケット発売情報を更新しました
大変お待たせいたしました!10月30日(金)から11月7日(土)にかけて開催する第21回東京フィルメックスの上映スケジュール&チケット情報を掲載しました。
<上映スケジュールはこちら>
*10月5日時点での情報です。
*プログラムや時刻などは事情により予告なく変更となる場合があります。
<チケット販売情報はこちら>
今年は10月17日(土)より発売!
第21回東京フィルメックス上映作品 <コンペティション部門>
10月30日から11月7日にかけて開催する第21回東京フィルメックス。本日、オンライン記者発表の形で上映作品を発表しました。本年度もアジアを中心とした素晴らしい作品を取り揃えましたので、是非ご期待ください!なお、上映スケジュール、チケット販売方法は近日、公式サイトにて発表致します。
第21回東京フィルメックス開催概要
期間 : 2020年10月30日(金) ~ 11月7日(土) (全9日間)+11月22日(日)
会場 :TOHOシネマズ シャンテ 10/30(金)〜11/5(木)
ヒューマントラストシネマ有楽町 10/30(金)〜11/5(木) *レイトショー
有楽町朝日ホール 10/30(金) – 10/31(土)、11/6(金)- 11/7(土)+11/22(日)
アンスティチュ・フランセ東京 11/5(木) – 11/6(金)
アテネ・フランセ文化センター 11/6(金)
■東京フィルメックスコンペティション 国際審査員 |
万田邦敏( 審査委員長 / MANDA Kunitoshi / 日本 / 映画監督 ) クリス・フジワラ( Chris FUJIWARA / アメリカ / 映画評論家 ) 坂本安美( SAKAMOTO Abi / 日本 / アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム主任) エリック・ニアリ( Eric NYARI / アメリカ / プロデューサー ) トム・メス (Tom MES / オランダ / 映画評論家) |
<審査委員長> 万田監督よりメッセージ 第21回東京フィルメックスのオープニング作品として『愛のまなざしを』が上映されることは、私のみならずキャスト・スタッフ一同、たいへん嬉しく、また名誉なことと思っています。しかも、私が審査員長を務めることにもなり、身の引き締まる思いです。2020年は、不幸にも新型コロナウィルス禍の年として記憶されることになりました。日常の風景も一変しました。おそらく、今後作られる映画に描かれる人間、社会、風景、物語、すべてが新型コロナの影響からは逃れられないのだと思います。しかし、映画はこれまでも世界規模の災禍の後に、新たなテーマ、視点、技法、描写力を手に入れ、進化してきました。今回の映画祭に集う映画たち、映画人たち、そして観客が、最初の「次なる映画」の証人になることを私たちは信じています。 |
■東京フィルメックス・コンペティション |
世界的に大きな注目を集めるアジアからは、才能ある新鋭たちが次々と登場しています。そんなアジアの新進作家が2019年から2020年にかけて製作した作品の中から、12作品を上映します。また5名からなる国際審査員が、最優秀作品賞と審査員特別賞を選び、11/7(土)に行われる授賞式で発表します。(日本語タイトル横の★=長編監督デビュー作) 上映作品の詳細、上映スケジュール、チケット販売方法については近日、公式サイトにて発表いたします。 |
「風が吹けば」★ Should The Wind Drop |
フランス・アルメニア・ベルギー / 2020 / 100分 監督:ノラ・マルティロシャン(Nora MARTIROSYAN) |
アルメニアとの国境に隣接し、アゼルバイジャンからの独立を主張するナゴルノカラバフ地区。戦争で破壊され、停戦後に再建された空港を調査するために来訪したフランス人技師が見たものは……。「カンヌ2020」に選出されたノラ・マルティロシャンの監督デビュー作。 |
「死ぬ間際」 In Between Dying |
アゼルバイジャン・メキシコ・アメリカ / 2020 / 88分 監督:ヒラル・バイダロフ(Hilal BAYDAROV) |
タル・ベーラの薫陶を受けたアゼルバイジャンの新鋭ヒラル・バイダロフの長編劇映画第2作。行く先々で死の影に追われる主人公の一日の旅を荒涼たる中央アジアの風景を背景に描き、見る者に様々な謎を投げかける。ヴェネチア映画祭コンペティションで上映。 |
「迂闊(うかつ)な犯罪」 Careless Crime |
イラン / 2020 / 139分 監督:シャーラム・モクリ(Shahram MOKRI) |
1979年イスラム革命前夜、西欧文化を否定する暴徒によって多くの映画館が焼き討ちにされた。それから40年後、4人の男たちが映画館の焼き討ちを計画する……。奇抜な発想を知的な構成で映画化したモクリの監督第4作。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。 |
「イエローキャット」 Yellow Cat |
カザフスタン・フランス / 2020 / 90分 監督:アディルハン・イェルジャノフ(Adilkhan YELZHANOV) |
カザフスタンの草原地帯を舞台に、裏社会から足を洗って映画館を開こうとする前科者の主人公の苦闘をコメディ・タッチで描いた作品。その多くが国際映画祭に選ばれている俊英アディルハン・イェルジャノフの最新作。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。 |
「マイルストーン」 Milestone |
インド / 2020 / 98分 監督:アイヴァン・アイル(Ivan AYR) |
北インドを舞台に、激しい腰痛に苦しみながら亡くなった妻の家族への賠償金のために働くベテランのトラック運転手の苦悩を描く。デビュー作『ソニ』が高く評価されたアイヴァン・アイルの監督第2作、ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。 |
「アスワン」★ Aswang |
フィリピン / 2019 / 85分 監督:アリックス・アイン・アルンパク(Alyx Ayn ARUMPAC) |
麻薬患者や売人をその場で射殺する権利を警察に与えたフィリピンのドゥテルテ政権。その政策の下で苦闘する人々を追ったドキュメンタリー。題名はフィリピンの民間伝承に登場する妖怪の名からとられた。アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭で上映。 |
「無聲(むせい)」★ The Silent Forest |
台湾 / 2020 / 104分 監督:コー・チェンニエン(KO Chen-Nien) |
聾唖学校に転校してきた少年がスクールバスである“ゲーム”を目撃する。それは彼がその後目にする残酷な現実の序章に過ぎなかった……。台湾で実際に起こった事件を元にしたコー・チェンニエンの監督デビュー作。台北映画祭でオープニング作品として上映された。 |
「不止不休(原題)」★ The Best Is Yet To Come |
中国 / 2020年 / 115分 監督:ワン・ジン(WANG Jing) 配給:ロングライド |
多くの社会問題を告発した実在の新聞記者をモデルに、財力もコネもない若者が記者として成長してゆくまでを描いた作品。『罪の手ざわり』以降のジャ・ジャンクー作品を助監督として支えたワン・ジンの監督デビュー作。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。 |
「泣く子はいねぇが」 Any Crybabies Around? |
日本 / 2020年 / 108分 監督:佐藤快磨(SATO Takuma) 配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ |
親、そして大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い成長する姿を描く青春グラフィティ。是枝裕和が惚れ込んだ新たな才能、佐藤快磨の劇場デビュー作。仲野太賀、吉岡里帆が出演、サン・セバスチャン映画祭コンペティションでワールドプレミア。 |
(c)2020「泣く子はいねぇが」製作委員会 |
「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」 The Blue Danube |
日本 / 2020年 / 105分 監督:池田暁(IKEDA Akira) 配給:ビターズ・エンド |
川向こうの町との戦争が当たり前のこととして生活に根付いている架空の町。そんな町でも人々は小さな幸せや苦労を重ねながら生きている……。『山守クリップ工場の辺り』で鮮烈なデビューを飾った池田暁の独特なユーモアが全編に展開される長編第4作。 |
(c)2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト |
「由宇子の天秤」 A Balance |
日本 / 2020年 / 152分 監督:春本雄二郎(HARUMOTO Yujiro) 製作:映画「由宇子の天秤」製作委員会 |
主人公は女子高生自殺事件を追うドキュメンタリー監督の由宇子。事件の真相に迫りつつある由布子は、学習塾を経営する父から衝撃的な事実を知らされる……。デビュー作『かぞくへ』に続く春本雄二郎の監督第2作。瀧内公美、光石研、河合優実、梅田誠弘が出演。 |
(c)2020 映画工房春組 |
「オキナワ サントス」 OKINAWA SANTOS |
日本 / 2020年 / 90分 監督:松林要樹(MATSUBAYASHI Yoju) 配給:東風 |
『祭の馬』の松林要樹の待望の新作ドキュメンタリー。第二次大戦中、ブラジルのサントスで起こった日系移民強制移住事件。その6割が沖縄からの移民であったという事実に注目した松林は、多くの人々の証言から沖縄とブラジルの間の埋もれた史実を明らかにする。 |
(c)玄要社 |
●「特別招待作品」上映作品はこちら
●「特集上映:エリア・スレイマン」上映作品はこちら
第21回東京フィルメックス上映作品 <特別招待作品>
■特別招待作品 |
今年も映画の最先端を切り拓いてゆく、気鋭の監督たちのとびきりの新作と、優れた旧作のデジタルリマスター版をご紹介します。 いずれも強烈な作家性が発揮された、これらのバラエティ豊かな13作品からは、映画の多彩さがうかがえるでしょう。 上映スケジュール、チケット販売方法については近日、公式サイトにて発表いたします。 |
「愛のまなざしを」 Love Mooning【オープニング作品】 |
日本 / 2020 / 102分 監督:万田邦敏(MANDA Kunitoshi) 配給:イオンエンターテイメント 朝日新聞社 和エンタテインメント |
患者の話に耳を傾けてくれると評判の精神科医・貴志は6年前に妻を失い、そのショックから立ち直れないでいた。そんな貴志の前に謎めいた患者・綾子が現れ……。万田邦敏が『UNLOVED』『接吻』の仲村トオルを主演に迎えたスリリングなラブストーリー。杉野希妃、斎藤工が共演。 |
©︎Love Mooning Film Partners |
「天国にちがいない」 It Must Be Heaven【クロージング作品】 |
フランス、カタール、ドイツ、カナダ、トルコ、パレスチナ / 2019 / 102分 監督:エリア・スレイマン(Elia SULEIMAN) |
新作映画の企画を売り込むため、故郷ナザレからパリ、ニューヨークへと旅に出る映画監督。そんな中、思いがけず故郷との類似点を見つけてしまう。果たして本当の故郷はどこに…?昨年のカンヌ映画祭でダブル受賞した名匠エリア・スレイマン10年ぶりの傑作。 |
© 2019 RECTANGLE PRODUCTIONS – PALLAS FILM – POSSIBLES MEDIA II – ZEYNO FILM – ZDF – TURKISH RADIO TELEVISION CORPORATION |
「クラッシュ」 Crash |
カナダ / 1996 / 100分 監督:デヴィッド・クローネンバーグ(David CRONENBERG) 提供:TCエンタテインメント/是空/ザジフィルムズ 配給:アンプラグド |
J・G・バラードの同名小説を原作に自動車事故に性的興奮を覚える人々を描き、賛否両論を巻き起こしつつも1996年カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞したデヴィッド・クローネンバーグの代表作。昨年のヴェネチア映画祭でワールドプレミア上映された4K修復版を上映。 |
© 1996 ALLIANCE COMMUNICATIONS CORPORATION, IN TRUST |
「デニス・ホー:ビカミング・ザ・ソング」 Denise Ho: Becoming the Song |
アメリカ / 2020 / 83分 監督:スー・ウィリアムズ(Sue WILLIAMS) |
ジョニー・トーの『奪命金』に主演するなど俳優としても活躍する香港の歌手デニス・ホーを追ったドキュメンタリー。パワフルな数々のコンサート映像に加え、同性愛者であることのカミングアウト、雨傘運動に対する支援など、ホーの様々な側面がとらえられている。 |
「ハイファの夜」 Laila in Haifa |
イスラエル、フランス / 2020 / 99分 監督:アモス・ギタイ(Amos GITAI) |
イスラエル第三の都市にしてアモス・ギタイの故郷でもあるハイファのナイトクラブに集う人々を描き、ユダヤ人とアラブ人の共生の可能性を探る群像劇。前作『エルサレムの路面電車』に続きエリック・ゴーティエが撮影を担当。ヴェネチア映画祭コンペティション作品。 |
「照射されたものたち」 Irradiated |
フランス、カンボジア / 2020 / 88分 監督:リティ・パン(Rithy PANH) |
広島、長崎の原爆投下、ナチスのホロコースト、カンボジアのポル・ポト政権下の虐殺。人類史上の3つの悲劇を大量の資料映像のモンタージュによって描いたリティ・パンの最新作。ベルリン映画祭コンペティションで上映され、最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞。 |
「日子」 Days |
台湾 / 2020 / 127分 監督:ツァイ・ミンリャン(TSAI Ming Liang) |
郊外の瀟洒な住宅に暮らすカンは首の痛みをいやすために街に出てマッサージ師を呼ぶ。やがて一人の移民労働者がカンが宿泊するホテルを訪れる……。対照的な境遇の二人の男の出会いを描いたツァイ・ミンリャンの最新作。ベルリン映画祭でテディ審査員賞を受賞。 |
「七人楽隊」 Septet: The Story of Hong Kong |
香港 / 2020 / 113分 監督:アン・ホイ (Ann HUI)、ジョニー・トー (Johnnie TO)、ツイ・ハーク (TSUI Hark)、サモ・ハン (Sammo HUNG)、ユエン・ウーピン (YUEN Wo Ping)、リンゴ・ラム (Ringo LAM)、パトリック・タム (Patrick TAM) |
ジョニー・トーの呼びかけにより、香港映画界を代表する7人の映画監督たちがそれぞれの視点から香港の人々の生活を描いたオムニバス映画。サイモン・ヤム、ラム・シュー、ユン・ワーらが出演。リンゴ・ラムにとっては本作が遺作となった。「カンヌ2020」選出作品。 |
「海が青くなるまで泳ぐ」 Swimming Out Till The Sea Turns Blue |
中国 / 2020 / 111分 監督:ジャ・ジャンクー(JIA Zhang-ke) |
文学者たちへのインタビューを通して近代中国のこの70年の変遷を描いたドキュメンタリー。映画「活きる」の原作者として知られるユェ・ホァら世代の異なる4人の作家たちが自己の体験や中国の社会、文化に対するそれぞれの見解を語る。ベルリン映画祭で上映。 |
「平静」 The Calming |
中国 / 2020 / 89分 監督:ソン・ファン(SONG Fang) |
『記憶が私を見る』で高い評価を受けたソン・ファンの監督第2作。東京から越後湯沢、香港へと旅するアーティストを主人公に、友人や家族との会話の中で自己の“平静”を取り戻してゆく女性を描く。チー・シー、渡辺真起子が出演。ベルリン映画祭で国際アートシネマ連盟賞を受賞。 |
「逃げた女」 The Woman Who Ran |
韓国 / 2020 / 77分 監督:ホン・サンス(HONG Sang-soo) |
ベルリン映画祭で監督賞を受賞したホン・サンスの最新作。夫の出張中、郊外に暮らす3人の女性の友人たちを訪ねるヒロインをホン・サンス独特のスタイルで描く。女性たちが醸し出す親密な雰囲気は、常に男性の存在によってかき乱される。猫の絶妙な演技にも注目。 |
「水俣曼荼羅」 Minamata Mandala |
日本 / 2020 / 369分 監督:原一男(HARA Kazuo) 製作・配給:疾走プロダクション |
日本四大公害病の一つとして知られる水俣病。その補償をめぐっていまだ裁判の続く患者たちの戦いを15年に渡って撮影し、3年間の編集を経て完成させたドキュメンタリー。裁判の経過とともに人々の日常生活や水俣病をめぐる学術研究までが網羅された一大叙事詩。 |
©疾走プロダクション |
「仕事と日(塩尻たよこと塩谷の谷間で)」 The Work and Days (in the Shiotani Basin)/ |
アメリカ、スウェーデン、日本、イギリス / 2020 / 480分 監督:C.W.ウィンター & アンダース・エドストローム(C.W. WINTER, Anders EDSTRÖM) 配給:シマフィルム |
京都の山間の村に生きる人々の生活を1年に渡って描き、ベルリン映画祭エンカウンターズ部門の最優秀賞を受賞した作品。『アンカレッジ The Anchorage』以来2度目のエドストロムとウィンターによる長編共同監督作。大半の出演者は実際に村に住む人々だが、加瀬亮が出演している。 |
【特別上映】 「繻子の靴」 The Satin Slipper |
ポルトガル、フランス / 1985 / 410分 監督:マノエル・ド・オリヴェイラ( Manoel de OLIVEIRA) |
<第21回東京フィルメックスの本会期終了後の11月22日より特別上映いたします!> フランスを代表する詩人・劇作家ポール・クローデルの長大な同名戯曲を映画化した上映時間7時間に迫る大作。16世紀の大航海時代を舞台に騎士と人妻との禁断の恋を描く。映画と演劇という古くて新しいテーマを考えさせる作品。日本初上映。 後援:アンスティチュ・フランセ日本、ポルトガル大使館文化部 |
上映日程 11月22日(日)有楽町朝日ホール 11月26日(木)~28日(土)アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)にて追加上映。 |
第21回東京フィルメックス上映作品 <特集上映:エリア・スレイマン>
■特集上映:エリア・スレイマン
日本劇場公開に先行して今年の東京フィルメックスのクロージング作品として上映するエリア・スレイマン監督の最新作「天国にちがいない」と共に、スレイマン監督が今までに発表された長編映画3本を一挙に上映します。
「消えゆくものたちの年代記」 Chronicle of a Disappearance |
パレスチナ / 1996 / 84分 監督:エリア・スレイマン( Elia SULEIMAN ) |
ヴェネチア映画祭で最優秀新人監督賞を受賞し、スレイマンの国際的評価のきっかけとなった記念すべき長編デビュー作。普通の人々の何気ない日常生活を点描的に描きつつ、政治や社会を鋭く風刺するその後のスレイマン作品のスタイルが既に確立されている。 |
「D.I.」Divine Intervention |
フランス、パレスチナ / 2002 / 92分 監督:エリア・スレイマン( Elia SULEIMAN |
イスラエル領とパレスチナ自治区とに分断されたパレスチナ人カップルを主人公として中東問題を膨大なギャグとユーモアを交えて描き、カンヌ映画祭で審査員賞と国際批評家連盟賞をダブル受賞したスレイマンの代表作。原題は「神の手」という意味であるという。 |
「時の彼方へ」The Time That Remains |
パレスチナ、フランス / 2009 / 105分 監督:エリア・スレイマン( Elia SULEIMAN ) |
1948年のイスラエル建国時にパレスチナ抵抗勢力のメンバーだった父、そのために夫と離れ離れに暮らさざるを得なかった母、そして故郷のナザレを訪れる現在のスレイマン自身。時を越えてパレスチナ問題を描いたスレイマンの半自伝的作品。カンヌ映画祭で上映。 |
エリア・スレイマン(Elia SULEIMAN) プロフィール |
1960年7月28日ナザレに生まれたエリア・スレイマンは、1981年から1993年までニューヨークで暮らしていた。この時期に、最初の短編2作品「Introduction to the End of an Argument」と「Homage by Assassination」を監督し、いずれの作品も数々の賞を受賞した。1994年エルサレムに移り、欧州委員会からの依頼でビルツァイト大学に映画メディア学部を設立する。長編デビュー作『消えゆくものたちの年代記』は、1996年のヴェネチア映画祭で最優秀初長編作品賞 を受賞した。2002年『D.I』がカンヌ映画祭で審査員賞、ローマで開催されたヨーロッパ映画賞で最優秀外国語映画賞を受賞。『時の彼方へ』は、2009年のカンヌ映画祭コンペティション部門で上映された。2012年には、オムニバス映画『セブン・デイズ・イン・ハバナ』に参加し「初心者の日記/木曜日」を監督、作品はカンヌ映画祭ある視点部門で上映された。 |
第21回東京フィルメックス開催のお知らせ
●第21回東京フィルメックス開催のお知らせ
新型コロナウィルス感染拡大の影響が世界中に広がるなか、東京フィルメックスは今年も映画祭の開催に向けて最良の方法を模索しつつ、準備を進めています。
しかしながらコロナの影響は大きく、昨年まで行なっていた従来の形からは変更し、新たな形での開催を目指していきます。
これにより、第21回東京フィルメックスは、例年と比べて1)「時期を2週間前倒し」、2)「会場を変更」して、「第33回東京国際映画祭」とほぼ時期を同じくして実施することになりましたので、お知らせいたします(現状、期間も7日間に短縮予定)。
第21回東京フィルメックス 開催概要 |
会期:10/30(金)から11/5(木) 会場:TOHOシネマズ シャンテ ヒューマントラストシネマ有楽町(レイト会場) 有楽町朝日ホール(オープニング会場) 上映プログラム:東京フィルメックス・コンペティション、特別招待作品 ※以上8/6現在の予定 |
市山尚三ディレクターによるコメント |
このたび、第21回東京フィルメックスを「第33回東京国際映画祭」とほぼ同時期に開催する運びとなりました。 東京国際映画祭の安藤裕康チェアマンと久松猛朗フェスティバル・ディレクターの元、東京国際映画祭は大きな変革を目指しているとうかがい、「カンヌ映画祭の大きな枠組みの中で独立性をもって開催される<カンヌ監督週間>のような連携を」というご提案に深く共感いたしました*1。東京国際映画祭も掲げておられる「映画界の連携強化」の理念は、多様なメディアが存在する現在だからこそ、情報発信の面からも相乗効果が期待できると考えています。世界中が災厄に見舞われている今年、21回目の開催となる東京フィルメックスは変化を経て10月30日からの開催を目指します。 皆様のご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。 |
*1、「カンヌ映画祭」は「コンペティション」や「ある視点部門」などは「カンヌ映画祭(Festival de Cannes)」主催によるもので、「監督週間」は「フランス監督組合」による主催、とそれぞれ独立した運営により作品選定が行われています。カンヌのもう一つの併催事業「批評家週間」、ベルリンの「フォーラム」、ヴェネチアの「ヴェニス・デイズ」は、日本では「◯◯部門」と紹介されることがありますが、実態は独立した組織・事業で、これらが大きな枠組みの中で独立して開催されています。
【お知らせ】第21回東京フィルメックス・短期スタッフ募集
※本年度の短期事務局スタッフのご応募は締め切りました(9/7)。ご応募ありがとうございました。
このたび、第21回東京フィルメックス(10月30日 – 11月5日)を一緒に作り上げてくださるスタッフを募集します。映画祭事務局の様々な業務のうち、以下の業務について、私たちと一緒に働く意欲のある方のご応募をお待ちしております。ご希望の方は 下記の「■応募方法」をご確認ください。
短期事務局スタッフ
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【A】チケッティング担当(若干名)
【B】オンライン技術まわり担当(若干名、英語可能なことが望ましい)
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【A】8月下旬(もしくは9月はじめ)から11月16日から20日頃 ※応相談
2、職務経歴書 *応募業務についての実績がある場合、詳しくお書きください。
3、作文(800字程度) 以下のA, Bのいずれかを選んでください。
A、「国際交流イベントでの役割について」
B、「最近見た・読んだ・触れた、映画、アート、本などの感想、友人などへのオススメ」