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第10回チョンジュ国際映画祭(4/30-5/8) まもなく開幕!


韓国のチョンジュ(全州)国際映画祭が第10回の開催を迎え、世界40カ国から長編147本と短編53本を上映する。
2000年より、インディペンデント/アート映画/デジタルシネマなどに焦点をあて先端的な作家を紹介しており、毎年3人の監督による短編オムニバスを製作する「Jeonju Digital Project」も話題となっているが、今年は韓国のホン・サンス、日本の河瀬直美、フィリピンのLav Diazによる作品がお目見えする。
コンペティション部門は、監督1~2作目の長編を対象として、タイ、フィリピン、アルゼンチン、ルーマニア、ノルウェイ、ドイツ、アメリカなどからの13作品を取り上げる。日本からは池田千尋の『東南角部屋 二階の女』が上映される。審査員は、映画監督のキム・ドンワン(韓国)、柳町光男(日本)、Mahamat-Saleh Haroun(チャド)、映画評論家のAdrian Martin(オーストラリア)、Richard Porton(アメリカ)の5名がつとめる。
デジタルシネマによる映画作りが活性化しているフィリピンからは、各部門で作品を取上げている。とりわけ、1984年生まれのRaya Martinの特集は、今年のカンヌ映画祭ある視点部門に新作“Independencia”が選出されたところでもあり、注目を集めるだろう。
また、Cinema Scape部門では、ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュ『私は見たい』(昨年の東京フィルメックスで上映)や、内藤隆嗣『不灯港』など世界各国の作品が紹介される。
日本からは、他部門も含めると『buy a suit スーツを買う』(市川準)、『斬~KILL~』(押井守、深作健太、辻本貴則、田原実)、『ブタがいた教室』(前田哲)、田中登特集(3作品)が上映される。
チョンジュ映画祭は、韓国インディペンデント映画の紹介にも力を入れており、韓国作品については長編部門と短編部門のコンペティションを行なう。また、韓国のレトロスペクティブ部門も2003年以来復活し、修復された『下女』(キム・ギヨン)を含め『Sweet Dreams』(1936, Yang Ju-nam)から『The Last Witness』(1980, Lee Doo-yong)まで、近年再評価されている4作品を上映する。また、韓国インディペンデント映画史の重要監督としてHong Ki-Seonの特集を行なう。
他に特集上映としては、イエジー・スコリモフスキー監督特集、スペインのPere Portabella監督特集 スリランカ映画特集が組まれている。
10周年記念の特別企画として、「チョンジュ映画祭で見い出された監督たち」では、山下敦弘『どんてん生活』、ポン・ジュノ『吠える犬は噛まない』、アピチャッポン・ウィーラセタクン『真昼の不思議な物体』、ワン・ビン『鉄西区』など、また、「チョンジュ映画祭受賞者の新作上映」として、イン・リャン『好猫/グッド・キャット』、荻上直子『バーバー吉野』などが上映される。
なお、10周年を記念し、インディペンデント映画の製作支援をめざして、企画マーケットも立ち上げられる。

チョンジュ国際映画祭公式サイト

(報告者:森宗 厚子)

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