●第21回東京フィルメックス開催のお知らせ
新型コロナウィルス感染拡大の影響が世界中に広がるなか、東京フィルメックスは今年も映画祭の開催に向けて最良の方法を模索しつつ、準備を進めています。
しかしながらコロナの影響は大きく、昨年まで行なっていた従来の形からは変更し、新たな形での開催を目指していきます。
これにより、第21回東京フィルメックスは、例年と比べて1)「時期を2週間前倒し」、2)「会場を変更」して、「第33回東京国際映画祭」とほぼ時期を同じくして実施することになりましたので、お知らせいたします(現状、期間も7日間に短縮予定)。
第21回東京フィルメックス 開催概要 |
会期:10/30(金)から11/5(木) 会場:TOHOシネマズ シャンテ ヒューマントラストシネマ有楽町(レイト会場) 有楽町朝日ホール(オープニング会場) 上映プログラム:東京フィルメックス・コンペティション、特別招待作品 ※以上8/6現在の予定 |
市山尚三ディレクターによるコメント |
このたび、第21回東京フィルメックスを「第33回東京国際映画祭」とほぼ同時期に開催する運びとなりました。 東京国際映画祭の安藤裕康チェアマンと久松猛朗フェスティバル・ディレクターの元、東京国際映画祭は大きな変革を目指しているとうかがい、「カンヌ映画祭の大きな枠組みの中で独立性をもって開催される<カンヌ監督週間>のような連携を」というご提案に深く共感いたしました*1。東京国際映画祭も掲げておられる「映画界の連携強化」の理念は、多様なメディアが存在する現在だからこそ、情報発信の面からも相乗効果が期待できると考えています。世界中が災厄に見舞われている今年、21回目の開催となる東京フィルメックスは変化を経て10月30日からの開催を目指します。 皆様のご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。 |
*1、「カンヌ映画祭」は「コンペティション」や「ある視点部門」などは「カンヌ映画祭(Festival de Cannes)」主催によるもので、「監督週間」は「フランス監督組合」による主催、とそれぞれ独立した運営により作品選定が行われています。カンヌのもう一つの併催事業「批評家週間」、ベルリンの「フォーラム」、ヴェネチアの「ヴェニス・デイズ」は、日本では「◯◯部門」と紹介されることがありますが、実態は独立した組織・事業で、これらが大きな枠組みの中で独立して開催されています。