2008年11月29日
11月29日、特別招待作品『愛のむきだし』上映に先立ち、園子温監督と宮台眞司さんのトークイベントが有楽町朝日ホールの11階スクエアで行われた。『愛のむきだし』は、実話をベースに、盗撮マニアの主人公ユウと敬虔なクリスチャンの父、理想の女性マリアとしてユウと出会うヨーコら複雑な関係を、愛と信仰と性、希望と絶望を行き来しつつ描いた、壮大でスピード感あふれる237分の超大作である。首都大学東京教授で社会学者の宮台眞司さんはさまざまな角度から質問を投げかけて問題提起し、園監督が言葉を選びつつ独自の映画観と世界観を語った。
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投稿者 FILMeX : 16:30
11月29日、フィルメックス映画祭のプロジェクトである「えいがのじかん」本年度講師の中江裕司監督と、同じく、来年度講師である篠崎誠監督によるトークイベント「映画の未来へ〜<「映画」の時間>と映画教育〜」が有楽町朝日ホール11階スクエアにおいて行われた。小学生・中学生を対象にした映画制作ワークショップ<「映画」の時間>での映画制作エピソードとワークショップを通じてみる「映画の未来」への可能性について楽しく語る、和やかなイベントとなった。
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投稿者 FILMeX : 15:00
2008年11月28日第9回東京フィルメックスの会期中に、4回にわたって繰り広げられたトークイベント「それぞれのシネマ」。丸の内カフェで11月28日、最終回となる「日本映画編」が催された。映画やテレビにひっぱりだこの俳優、寺島進さんと西島秀俊さんをゲストに迎え、日本映画を取り巻く現状と過去・未来について、時に厳しく、時に笑いを交えてたっぷり語っていただいた。
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投稿者 FILMeX : 22:00
2008年11月27日11月27日、コンペティション作品『バシールとワルツを』の上映に先立ち、有楽町朝日ホール11階スクエアにて「『バシールとワルツを』予備知識講座」と題したトークイベントが開催された。この作品はイスラエルのアリ・フォルマン監督が、自ら従軍した1982年の第一次レバノン戦争とその中で起こった「サブラ・シャティーラ事件」と呼ばれる虐殺事件の記憶を辿るドキュメンタリーである。この戦争と事件について、防衛大学校国際関係学科教授の立山良司さん(中東現代政治)をお迎えしてレクチャーしていただいた。
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投稿者 FILMeX : 20:00
2008年11月26日 11月26日、トークイベント「それぞれのシネマ ブラジル [アート×映画]編」が丸の内カフェにて行われた。第9回東京フィルメックスではブラジル映画に焦点を当てているが、東京都現代美術館では10月12日より「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」展が開催されている。アートと映画を巡り、同美術館チーフ・キュレーターの長谷川祐子さんと駐日ブラジル大使館公使のジョアォン・バチスタ・ラナリ・ボさんがトークが繰り広げた。
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投稿者 FILMeX : 21:30
11月26日、有楽町朝日ホール11階スクエアにて、特別招待作品『ベガス』の上映に先立ちアミール・ナデリ監督によるトークイベントが行われた。ナデリ監督と東京フィルメックスの縁は深く、今回は『マラソン』(02)、『サウンド・バリア』(05)に続き3回目の出品となる。イラン出身のナデリ監督は、現在アメリカ・NYに活動の拠点を置き、大学で学生たちに映画について教えるなどその活動は多岐にわたる。トークイベントでは大学での教え方や『ベガス』の制作資金集めに関する仰天エピソードなどを大いに語った。
投稿者 FILMeX : 19:30
キリスト教の聖パウロに由来する名を持つ街、サンパウロ。その街の表情を世界各国の監督が17つの視点で綴った特別招待作品『ウェルカム・トゥ・サンパウロ』を題材に、「『ウェルカム・トゥ・サンパウロ』のできるまで」と題したトークショーが、朝日ホール11階スクエアで11月26日行われた。イベントには第9回東京フィルメックスの審査員でもありサンパウロ映画祭代表でもあるレオン・カーコフさん、オムニバスの1本『オデッセイ』のダニエル・トマス監督、さらに『ウェイトレス』の吉田喜重監督、そして女優の岡田茉莉子さん来場し、日本・ブラジルから4名のゲストがそれぞれの作品にまつわるエピソードや思いを語った。
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投稿者 FILMeX : 17:00
2008年11月25日第9回東京フィルメックスの関連イベントとして、「それぞれのシネマ」と銘打ったトークサロンが、MARUNOUCHI CAFEで開催されている。このイベントの2日目にあたる11月25日は、「ブラジル[音楽×映画]編」と題して、音楽プロデューサーでラジオ番組ディレクターの中原仁さんをゲストに、インテリア・ブランドの「IDEE」でIDEE Recordsを担当する大島忠智さんがお話を伺う形で、ブラジル音楽と映画の密接なつながりに関するトークが繰り広げられた。
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投稿者 FILMeX : 22:30
11月25日、元黒澤プロ プロダクションマネージャーであり、第9回東京フィルメックスコンペティションの審査委員長を務める野上照代さんと元ベルリン国際映画祭のフォーラム部門ディレクターである、ウルリッヒ&エリカ・グレゴール夫妻のトークイベントが有楽町朝日ホール11階スクエアにおいて行われた 。野上さんから見た現場での黒澤監督のエピソードを中心に、国際映画祭でも評価の高かった黒澤映画について、映画界の重鎮による熱いトークが交わされた。
投稿者 FILMeX : 19:00
11月25日、有楽町朝日ホール11階スクエアにて「中国映画のいま」と題したトークイベントが行われた。ゲストは、いずれもコンペティション作品である『サバイバル・ソング』のユー・グァンイー監督、『黄瓜』のチョウ・ヤオウー監督、『完美生活』のエミリー・タン監督とプロデューサーのチャウ・キョンさん。ひとくくりに「中国映画」といっても、3作品の背景はさまざま。それぞれの作品がどのような環境のもとに作られ、また公開されているのか、市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクターがお話をうかがった。
投稿者 FILMeX : 16:00
2008年11月24日11月24日、丸の内カフェにてミュージシャンの小西康陽さんと映画評論家のミルクマン斎藤さんによるトークイベント「それぞれのシネマ 蔵原惟繕[ジャズ×映画]編」が開かれた。ジャズはもちろん映画音楽にも造詣が深いお二人。特集上映されている蔵原監督作品について、自身の思い出など絡めながらたっぷりと語った。あいにくの空模様にもかかわらず、多くの映画ファンが足を運び、会場は、雨空を吹き飛ばすかのような盛り上がりをみせた。
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投稿者 FILMeX : 22:00
11月24日、『ノン子36歳(家事手伝い)』の上映に先駆け、有楽町朝日ホール11階スクエアにおいてトークイベントが行われた。会場には溢れんばかりの人が訪れ、熊切和嘉監督と主演の坂井真紀さんが語るお互いの魅力や、映画制作における秘話などに耳を傾けた。途中、客席に潜んでいた特別招待作品監督から質問が飛んだり、熊切監督と坂井さんにゆかりのあるスペシャルゲストが登場したりと思いがけない出来事の連続に観客は大いに沸いた。
投稿者 FILMeX : 18:20
2008年11月23日11月23日、「楽しき国際映画祭」をテーマにトークイベントが有楽町朝日ホール11階スクエアで行われた。ゲストは、各国の国際映画祭の常連であり、これまで映画祭に200回以上参加した経歴をもつ、エリカ&ウルリッヒ・グレゴール夫妻と丹羽高史さん。林 加奈子東京フィルメックスディレクターが進行役となって、それぞれ豊富なご経験から、映画祭ファンには聴き逃せない貴重な話をたっぷりと語ってくれた。
投稿者 FILMeX : 20:00
濱口竜介監督の『PASSION』に関するトークイベントが有楽町朝日ホール(スクエア)で行われた。立ち見が出るほどの盛況で、その注目度の高さがうかがわれた。濱口監督は今春、東京藝術大学大学院を修了したばかりで、『PASSION』は修了制作となる。「本作を観て衝撃を受けた」という、指導教官だった黒沢清監督(東京藝大大学院教授)もゲストとして登壇し、濱口監督とともに大学院の授業内容や『PASSION』の制作について振り返った。上映前ということでストーリーの核心に踏み込むような話題は避けられたが、黒沢監督のリードで、これから観る人にとって理解が深まるような内容となり、会場は大いに盛り上がった。
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投稿者 FILMeX : 17:00
11月23日、東京国立近代美術館フィルムセンター大ホールにて、蔵原惟繕監督の『ある脅迫』が上映された。上映後のトークイベントでは、“川瀬治”のペンネームで当時脚本家として本作品に関わり、1960年代に数多くの喜劇シリーズのメガホンをとった映画監督の、瀬川昌治さんが登壇。書籍編集者の高崎俊夫さんを聞き手に迎え、蔵原監督との思い出や、“東映ヌーベルバーグ”、当時の日活映画などについて語った。
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投稿者 FILMeX : 16:30
2008年11月22日11月22日、特集上映が行われるジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督に関するトークイベントが、有楽町朝日ホールの11階スクエアで行われた。アンドラーデ監督の娘であるマリア・デ・アンドラーデさんと駐日ブラジル大使館公使のジョアォン・バチスタ・ラナリ・ボさんをゲストに迎え、作品の魅力やブラジル映画史における位置づけ、さらにイベント前に上映された『マクナイーマ』のQ&Aも含めた活発なトークが繰り広げられた。
投稿者 FILMeX : 18:30
第9回東京フィルメックスの「蔵原惟繕監督特集」は22日、組織の内外で暗躍する男たちのドラマを描いた社会派作品『第三の死角』で幕を開けた。上映後、蔵原監督の現場をよく知るスクリプターの白鳥あかねさんと、当時日活の企画部で数々の作品を生み出した黒須孝治さんがトークイベントに登場。蔵原監督の傑作誕生に立ち会ったお二人しか知り得ない監督の素顔や作品の背景について、興味深い当時のエピソードを交えながら語った。
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投稿者 FILMeX : 14:00
2008年11月19日第9回東京フィルメックスの開催を目前に控えたプレ・イベントとして、「映画祭は映画のミライをアカルクする」と銘打ったトークサロンが、11月19日にMARUNOUCHI CAFEで開催された。ゲストは、俳優でショートショートフィルムフェスティバル(以下、SSFF)の代表も務める別所哲也さん。林 加奈子東京フィルメックスディレクターとともに、それぞれが主宰する映画祭の裏側や「映画の未来」に関するお話が繰り広げられた。
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投稿者 FILMeX : 22:47
2008年10月14日司会 : 東京フィルメックス 市山尚三プログラム・ディレクター
ゲスト: 熊切和嘉監督 濱口竜介監督 日活株式会社 林 宏之さん
これまで日本のすぐれた映画作家たちの知られざる魅力を世界に発信してきた東京フィルメックス。第9回となる今年は、東京国立近代美術館フィルムセンターとの共催による特別企画「蔵原惟繕監督特集〜狂熱の季節〜」を開催する。
10月7日、特集上映作品の一つである『ある脅迫』(1960年)の試写会がフィルムセンター小ホールにて行われた。開演前に行われたトークイベントでは、第9回東京フィルメックスのコンペティション作品に決定した『ノン子36歳(家事手伝い)』の熊切和嘉監督と『PASSION』の濱口竜介監督、そして日活株式会社の林 宏之さんをお招きし、市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクターがお話をうかがった。
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投稿者 FILMeX : 16:36