2009年11月28日
11月28日、有楽町朝日ホール11階スクエアにて、アモス・ギタイ監督によるトークイベントが行われた。フィルメックスではおなじみとなったギタイ監督は、特別招待作品である『カルメル』上映前に、映画のなかの重要な背景やモチーフについて語った。司会進行役は、市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクター。本作品は、2009年のカナダ・トロント映画祭で上映されている。
11月28日、有楽町朝日ホール11階スクエアにて、来日中のアミール・ナデリ監督のトークイベントが開催された。イラン出身で80年代末からアメリカで活動している。『マラソン』(2002)『サウンド・バリア』(2005)『べガス』(2008)、また第4回東京フィルメックスの特集上映「イスラム革命前のイラン映画」では、イランで撮られた1974年の『期待』が上映されている。今回で4回目の来場とあって、リラックスしたムードの中、大いに語ってくれた。
11月27日、東京フィルメックスにボランティアとして参加しているスタッフへ向け、アテネ・フランセ文化センターの堀三郎さんをゲストに迎え「字幕投射」についてのレクチャーが行われた。堀さんはコンピューターを駆使したSPS字幕投影システムを開発した字幕投影の第一人者である。映画投影についての説明図を使用し丁寧に解説して頂きながら、有楽町朝日ホール13階にある映写室を見学するなど貴重なレクチャーとなった。
11月27日、有楽町朝日ホール11階スクエアにて「ルーマニア映画の現在」と題してトークイベントが行われた。ルーマニアの若手監督たちの作品が、近年国際映画祭を席巻している。カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したクリスティアン・ムンギウ監督の『4ヶ月、3週間と2日』(2007)も記憶に新しいが、日本で紹介される機会はまだ少ない。来日中のルーマニア映画研究者、マニュエラ・チェルナットさんをゲストに迎え、ルーマニア映画の過去と現在について、レクチャーしていただいた。
11月25日、有楽町朝日ホール11階スクエアにて、東京藝術大学映像研究科に在籍する森永泰弘さんを迎えて「世界を舞台に活躍する若きサウンドデザイナー」をテーマに、特別トークイベントが開催された。進行を務めた、林 加奈子東京フィルメックスディレクターとの出会いのエピソードや、映画に欠かせない「音」との関わりや、携わった作品について語った。
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東京フィルメックス開催4日目の朝、映画祭を支えるボランティアスタッフ向けのレクチャーが開催された。映画祭期間中、スタッフにも『映画祭の面白さを学ぶ機会を』と本年度からスタートした新しい試みとなる。講師は、市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクター、林 加奈子東京フィルメックスディレクター両名が務め「映画祭開催までの年間スケジュールは?」「作品選定のポイントは?」など、スタッフからの映画祭にまつわる様々な質問がされた。
11月23日、有楽町朝日ホール11階スクエアにて、ツァイ・ミンリャン監督を迎え、市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクターの進行によるトークイベントが行われた。監督作品の常連であり、第10回東京フィルメックスの審査員をつとめるチェン・シャンチーさんがイベントの冒頭に参加し、会場を盛り上げた。
11月22日、ジャン=ピエール・メルヴィルをテーマに、トークイベントが有楽町朝日ホール11階スクエアで行われた。メルヴィル監督は、ヌーヴェル・ヴァーグの映画作家たちに多大な影響を与えた巨匠であり、ジョニー・トー監督や北野武監督の作品にもその犯罪映画の系譜をみることができる。トークイベントは、東京大学文学部の野崎歓准教授と市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクターによる、メルヴィル映画の強烈な魅力とその楽しみ方についてのレクチャーとなった。
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東銀座の東劇で開催されている第10回東京フィルメックスの特集上映「ニッポン★モダン1930 ~もう一つの映画黄金期~」。1930年代の作品を中心に島津保次郎、五所平之助、清水宏、小津安二郎など、日本映画史上に残る映画監督たちの名作を連日上映する。初日の21日には、日本初のトーキー映画『マダムと女房』の上映に先立ち、映画評論家の佐藤忠男さんによるトークショーを開催。佐藤さんから当時の日本映画の魅力、その映画史上の意義を語っていただいた。