映画字幕翻訳セミナー

11月19日、有楽町朝日ホール11階スクエアにて「映画字幕翻訳セミナー」が開催された。映画評論家、字幕翻訳家の齋藤敦子さんを講師に迎え、齋藤さんが手がけた外国映画の日本語字幕を通して、映画の奥深さに触れる受講者参加型の本講座。毎年好評を博しており、今年で7回目を迎える。齋藤さんは同日に行われた東京フィルメックスの国際批評フォーラム「映画批評の現在、そして未来へ」のラウンドテーブル登壇者も務めている。司会進行は、中国映画の字幕翻訳・通訳としてご活躍され、本企画の発起人でもある字幕文化研究会、翻訳家の樋口裕子さんが担当した。 続きを読む

『山中傳奇』シルヴィア・チャンさんQ&A

11月19日、有楽町朝日ホールにて、特別招待作品フィルメックス・クラシック『山中傳奇』(1979)が上映された。この作品には上映尺の異なるいくつかのバージョンが存在するが、今回上映されたものは191分、現存する中で最も長いバージョンだという。台湾の国家電影中心によってデジタル修復され、2016年のヴェネチア国際映画祭にてワールド・プレミア上映された。上映後、出演したシルヴィア・チャンさんが登壇し、Q&Aが行われた。 続きを読む

国際批評フォーラム「映画批評の現在、そして未来へ」

11月19日(日)、有楽町朝日ホールスクエアBにて、国際批評フォーラム「映画批評の現在、そして未来へ」が開催され、映画評論家のジャン=ミッシェル・フロドンさんによる基調講演、続いて、パネルディスカッションが行われた。パネルディスカッションにはフロドンさんのほか、第18回東京フィルメックスの審査員を務めている映画評論家のクラレンス・ツィさん、ジャック・ターナー特集の解説を手がけた映画評論家のクリス・フジワラさん、字幕翻訳者としてフィルメックスとも縁の深い映画評論家の齋藤敦子さんが登壇した。司会は、市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクター。
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『相愛相親』シルヴィア・チャン監督舞台挨拶、Q&A

11月18日、TOHOシネマズ日劇にて、開会式に続きオープニング作品『相愛相親』が上映された。香港・台湾映画の大女優、シルヴィア・チャン監督が主演・脚本も務めた本作は、現代の中国を舞台に3世代の女性達の姿を丁寧に描いた作品。舞台挨拶に続き、上映後のQ&Aにチャン監督が登壇した。第16回東京フィルメックスでは、前作『念念』(15)が特別招待作品として上映されるとともに審査員も務め、今年の特別招待作品『山中傅奇』にも出演するなど、フィルメックスとは縁が深いチャン監督。

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開会式

11月18日、東京・有楽町マリオンのTOHOシネマズ日劇にて、第18回東京フィルメックスが開幕し、開会式が行われた。登壇した林 加奈子東京フィルメックス・ディレクターは、関係者への感謝を述べ「いつ見ても新鮮な25本の上映です。映画を通して世界が見える。映画を通して自分の心もわかる。楽しい日々をご一緒いたしましょう」力強く開幕を宣言した。 続きを読む

学生審査員座談会

東京学生映画祭主催の「学生審査員賞」も、今年で7回目。3人の学生審査員がコンペティション部門の作品を対象に審査し、賞を決定する。本年度の学生審査員は本年の東京学生映画祭で観客賞・審査員特別賞を受賞した『春みたいだ』のシガヤダイスケさん(日本大学芸術学部卒)、『チョンティチャ』がグランプリを受賞した福田芽衣さん(東放学園映画専門学校卒)、第29回東京学生映画祭企画委員の鈴木ゆり子さん(国際基督教大学)。シガヤさん、福田さんと同映画祭企画委員の久米修人さんを加えた3名で、映画への愛と、学生審査員賞に対する思いを語ってもらった。司会は東京フィルメックス事務局の岡崎匡。

 

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字幕翻訳セミナー 今年も開催!

毎年、大変な好評をいただいている字幕翻訳セミナー。私たちが外国映画を観る時に当たり前のように読んでいる日本語字幕についてその難しさや面白さを踏まえ、経験豊かなプロフェッショナルを講師に実際に字幕翻訳を体験していただきます。
今年は特別招待作品として上映される『サムイの歌』を題材に、実際の映像や字幕テキストを使用して、参加者にも発表していただく機会を設けます。

日時:11/19(日)18:05から19:05 (開場 17:55)
会場:有楽町朝日スクエア(有楽町マリオン11F)
※入場無料、当日先着順

講師:齋藤敦子(映画評論家、字幕翻訳家)
司会:樋口裕子(字幕文化研究会、翻訳家)

国際批評フォーラム「映画批評の現在、そして未来へ」開催

参加者&投稿者、募集中!

国際批評フォーラム「映画批評の現在、そして未来へ」

昨年の国際シンポジウム<アジアからの「映画の未来へ」>では、トニー・レインズ氏が「現代における映画批評の危機」について問題提起されました。
今年は内外の優れた批評家を招き、現在のアジアにおける批評を検証し、2020年以降の映画批評の新たな形を探ります。

日時:11月19日(日)12時~14時(開場11時45分)
会場:有楽町朝日スクエアB(有楽町マリオン11F)
一般対象、入場無料、当日先着順、日本語同時通訳つき

基調講演:
 ジャン=ミッシェル・フロドン(仏/映画評論家)

ラウンドテーブル登壇者:
 ジャン=ミッシェル・フロドン(仏/映画評論家)
 クラレンス・ツイ(香港/映画評論家)
 クリス・フジワラ(アメリカ/映画評論家)
 齋藤敦子(日本/映画評論家)

司会:
市山尚三(東京フィルメックス プログラム・ディレクター)

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この国際フォーラムの一環として、第18回東京フィルメックスの上映作品を鑑賞して書かれた批評を一般から公募します。映画祭の最終日にフィードバックを実施し、講師からの講評を受けられる機会を設けます。
優れた批評は、映画祭期間終了後に公式サイトで公表し、この国際批評フォーラムのレポート掲載と合わせて、広く批評について考える機会を広げることも目的とします。

◎批評投稿規定

対象作品:第18回東京フィルメックス上映作品(部門は不問)

内容:日本語であれば批評の形式は自由です(複数の上映作品や、映画祭上映作品以外と関連させて批評してもかまいません)。

文字数:2,000字以内

以下の必要事項を記入した上で、Word形式の原稿ファイルをEメールに添付し、メール本文にも同じ原稿を貼付して送信ください。
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・必要記入事項
1、氏名:
2、ペンネーム(希望する場合):
3、メールアドレス:
4、26日(日)12時40分から開催されるフィードバックに参加可能か:出席/欠席/未定
5、映画祭の公式サイトへの掲載になった場合:同意する/同意しない

送信先:review@filmex.jp

投稿締切:2017年11月23日(木・祝)23:59

 



国際批評フォーラム・フィードバック
(批評合評会と振り返り)

11月19日(日)に開催された国際批評フォーラムを受けて、フィードバックを実施します。一般から応募のあった批評の中から数本を映画祭事務局が選び、講師2名に講評を述べていただきます。また、フォーラムで語られた内容を受けて、今年のフィルメックスで上映された作品について参加者と語ります。

講師:齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)
   古賀重樹(日本経済新聞社 文化部 編集委員)

司会:市山尚三(東京フィルメックス プログラム・ディレクター)

日時:11月26日(日)12時40分〜13時40分(開場12時25分)
会場:有楽町朝日スクエアB(有楽町マリオン11F)
定員50名
当日先着順、日本語のみ、入場無料(どなたでも参加できます)

 


国際批評フォーラム登壇者プロフィール

ジャン=ミシェル・フロドン
(Jean-Michel FRODON/フランス/映画批評家、映画史家)
1953年、パリに生まれる。大学卒業後、10年間の教員生活を経て、81年から85年にかけて写真家として活動。83年からジャーナリスト/映画批評家として、週刊誌『ル・ポワン』に執筆を開始する。90年にフランスを代表する日刊紙『ル・モンド』に移籍、94年から映画欄のシニア・エディターを務める。
98年から2001年には、高等師範学校(Ulm)にて、『スクリーン上の身体』の講義を担当。その一方で、2000年や2002年のカンヌ国際映画祭のオープニング・シンポジウムや、パリのラ・ヴィエットでの<Open Air Summer Film Festival>のプログラミング、映画とデジタル技術に向けた業界関係者の会議など、数々の催しを手掛ける。
2001年12月には、ル・モンドとパリ政策科学研究所の支援の下、インディペンデント映画に関するシンクタンク “L’Exception, groupe de reflexion sur le cinema”を設立。芸術家、哲学者、教育者、文化人といった人々が、映画の現状や映画と社会運動とのあり得るべき関わり方を語る、積極的な意見交換の場となっている。その後、2003年から2009年まで『カイエ・デュ・シネマ』誌の編集長も務める。『映画と国民国家』(野崎歓訳/岩波書店)など、映画批評の著書多数。

クリス・フジワラ
(Chris Fujiwara/アメリカ/映画評論家)
ボストン・フェニックス、Film Comment、Cineaste、季刊インターコミュニケーション、Osian’s Cinemaya、Film Internationalなどで批評を発表。また、2003年に日本で行われた「国際シンポジウム 小津安二郎 生誕100年」ではパネラーを務めた。アメリカのイェール大学などにて映画研究や映画史について教鞭を執った。国際映画批評家連盟、全米映画批評家協会、ボストン映画批評家協会の会員であり、国際映画批評家連盟より刊行された『Undercurrent』の編集長を務めた。著書に「ジャック・ターナー The Cinema of Nightfall」。2011年にはエジンバラ国際映画祭の芸術監督を務めた。現在は日本在住、アテネ・フランセ文化センターで自身の選定による作品の上映と講義による連続シリーズ「現代映画とは何か」や、山形国際ドキュメンタリー映画祭で「ヤマガタ映画批評ワークショップ」の講師を務め、「映画批評コレクティブ」を主宰するなど、精力的に活動を続けている。

クラレンス・ツィ
(Clarence TSUI/ 香港 /映画評論家)
アメリカの「ハリウッド・レポーター」誌に映画評を寄せると共に香港の日刊英字新聞「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(南華早報)」で中国映画に関するコラムを連載している。また、香港中文大学にてジャーナリズムおよび映画学のコースの教鞭をとっている。2016年3月にはパリ、ポンピドゥセンターにてシネマ・ドゥ・リール映画祭での共産主義時代アルバニアに関するドキュメンタリー・プログラムのキュレーションを行った。カンヌ、ベルリン、ロカルノ、ロッテルダム、ナントなどの国際映画祭で審査員も務めている。

齋藤敦子
(SAITO Atsuko/日本/映画評論家、字幕翻訳家)
静岡県生まれ。奈良女子大学文学部社会学科哲学専攻を卒業後、パリのConservatoire Libre du Cinéma Français, Paris の編集科を修了する。帰国後、フランス映画社宣伝部を経て、フリーの映画評論家、字幕翻訳家として活動している。キネマ旬報や山形新聞などにベルリン、カンヌなどの国際映画祭のレポートを執筆するほか、河北新報ウェブサイトの映画祭レポート「シネマに包まれて」を担当。主な翻訳書にピエール・ブロンベルジェ「シネマメモワール」(白水社)、メアリー・パット・ケリー「スコセッシはこうして映画をつくってきた」(文藝春秋)、トニー・リーヴス「世界の映画ロケ地大事典」(晶文社)、ジョン・バクスター「パリ 快楽都市の誘惑」(清流出版)など。また字幕翻訳ではジャン=ピエール・アメリス『奇跡のひと マリーとマルグリット』、グザヴィエ・ボーヴォワ『チャップリンからの贈りもの』、ミア・ハンセン=ラブ『EDEN/エデン』、アニエス・トゥルブレ『わたしの名前は…』など数多く担当している。

 

国際批評フォーラムフィードバック(批評合評会と振り返り)講師プロフィール

齋藤敦子
(SAITO Atsuko/日本/映画評論家、字幕翻訳家)
上記参照。

古賀重樹
(KOGA Shigeki/日本/日本経済新聞社 文化部編集委員)
1961年、福岡市生まれ。1985年、日本経済新聞社入社。文化部、流通経済部、大津支局長、文化部次長、京都支局長などを経て、2010年から文化部編集委員。著書に「1秒24コマの美」(日本経済新聞出版社)。

 

Filmarks賞を今年も実施。あなたの★評価で賞が決まる!

今年も昨年に引き続き、国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」とコラボし、Filmarks賞を実施します。
Filmarksはアプリをダウンロードし、簡単に会員登録するだけで様々な映画に対し★評価とコメントを投稿できます。
映画祭で上映される全作品を対象に、映画祭終了翌日の11月27日(月)の時点で最も★評価が高かった作品にFilmarks賞が与えられます。

東京フィルメックスの公式サイト、各作品の詳細ページにも、Filmarksへのリンクが貼ってありますので、そこから各作品のページにジャンプしてClip!できます。
また、Filmarksでフィルメックスの上映作品情報もご覧いただけます。「Trend」の欄にはフィルメックス専用のページも開設し、気になる映画をClip!することもできるようになりました。

ぜひ東京フィルメックスの上映作品をたくさんClip!して、映画を観たあとには感想をコメントして★評価を投稿してください。

 

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