ドイツのフランクフルトで「第9回ニッポン・コネクション」が4月18日から22日にかけて開催される。
もともとは学生を中心としたメンバーたちの熱意により生まれた映画祭であったが、日本映画の新作をインディペンデント作品からメジャー作品まで幅広く積極的に紹介を続けて、地元の人々はもちろん、欧州各地の日本映画ファンの支持を集めて定着を果たした。ドイツ国内の劇場での商業公開や、ベルリン映画祭などでの上映とは違った選択肢を観客に提示して好評だ。
また、映画上映にとどまらず、食やファッション、アートパフォーマンスやマンガなどのサブカルチャーまで、日本文化を紹介する企画が多いのも、この映画祭の特徴のひとつである。
今年、上映される日本映画は以下の通り。
「笑う大天使」*
「無花果の顔」
「14歳」*
「メゾン・ド・ヒミコ」*
「恋する日曜日」*
「松ケ根乱射事件」*
「いつか読書する日」
「蟲師」*
「悪夢探偵」
「悶絶ほとばしる愛欲」*
「紀子の食卓」
「パプリカ」
「パビリオン山椒魚」*
「ストロベリーショートケイクス」
「スウィングガールズ」
「鉄コン筋キンクリート」
「夢十夜」
「おじさん天国」*
「恐い女」*
「プルコギ」
「横浜メリー」*
このうち、ドイツプレミア上映となる作品(上記中*印)を対象に、観客の投票で選出する「NIPPON CINEMA AWARD」には副賞として2,000ユーロが授与される。
レトロスペクティブは、「SHOOTING THE SUN」と題して60年代の実験映画をイメージフォーラムなどの協力を得て特集する。
<ニッポン・コネクション 公式サイト>
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