来日ゲスト第1弾発表! キム・ギドク、モフセン・マフマルバフ、アミール・ナデリ、リティ・パン 来場決定!

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 今年のオープニング作品『THE NET 網に囚われた男』のキム・ギドク監督は、『受取人不明』(01)『春夏秋冬そして春』(03)『アリラン』(11)『嘆きのピエタ』(12)『殺されたミンジュ』(14)に続き、6度目となるフィルメックスでの上映です(映画祭来場は2012年を除き、5回目)。『アリラン』と『嘆きのピエタ』では、本映画祭で2年連続となる観客賞を受賞するなど、多くのファンから支持されています。本年9月のヴェネチア映画祭で話題を集めた最新作を携えて、華々しく映画祭の開幕を飾ります。

 西島秀俊主演の『CUT』(11)で幅広い映画ファンから注目を集めた、イラン出身のアミール・ナデリ監督の最新作『山<モンテ>』は、イタリア・ロケを敢行した異形の傑作。ヴェネチア映画祭で「監督・ばんざい賞」を受賞し、本作が特別上映されました。
 カンボジア出身で、ポル・ポト政権時代にフランスへ移住し、ドキュメンタリーを中心に活躍しているリティ・パン監督は『消えた画 クメール・ルージュの真実』(13)に続いて、自身の体験に基づいて母国の歩みを詩的なアプローチで投影した『エグジール』を今年のカンヌ映画祭で発表して、大変な注目を集めました。

 また、イランの巨匠モフセン・マフマルバフ監督が1990年当時に製作した『ザーヤンデルードの夜』は、1978年のイスラム革命の前後から現代までの3つの時代を描き、革命の意味を鋭く問う作品ですが、検閲により国内外を問わずまったく観ることのできなかった幻の作品です。製作当時の100分版から奇跡的に復元された63分版の上映とともに、マフマルバフ監督自身が、本作について語ります。
 この他にも、『迷子の警察音楽隊』(07)で日本の映画ファンにも注目されたエラン・コリリン監督や、ミャンマー出身で台湾で活動するミディ・ジー監督などの世界が注目する映画作家が、見逃せない最新作とともに来日します。

来場したゲストは、作品上映後に観客との質疑応答を予定しております。

第17回東京フィルメックス 来場ゲスト(予定)

キム・ギドク(『THE NET 網に囚われた男』監督)
アミール・ナデリ(『山<モンテ>』監督)
モフセン・マフマルバフ(『ザーヤンデルードの夜』監督)
リティ・パン(『エグジール』監督)
エラン・コリリン(『山のかなたに』監督)
ミディ・ジー(『マンダレーへの道』監督)  ほか
※10月20日現在
※11月上旬にこの他のゲストも発表予定

第17回東京フィルメックスのラインナップを発表しました。

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オープニング作品はキム・ギドク監督の『THE NET 網に囚われた男』、クロージング作品はジョニー・トーのプロデュースによる『大樹は風を招く』。アミール・ナデリ、リティ・パン、ワン・ビンといったゆかりの深い巨匠たちの最新作に加え、「フィルメックス・クラシック」では、映画史に燦然と輝く名作や、幻の作品のデジタルリマスター上映もあります。映画祭の核となるコンペティション部門では、全10作品のうち6作品が長編監督デビュー作という、フレッシュな顔ぶれ。特集上映では、それぞれカンヌとヴェネチアで話題を集めたイスラエル映画の新作2本をご紹介します。
今年は、チケットの販売方法が大きく変わりましたので、ご注意ください。
その他、Filmarks賞やU-25割(アンダー25割)など、新しい取り組みもありますので、今後ご紹介していきます。

映画祭は11/19(土)〜11/27(日)、有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ 日劇にて開催。

《監督:エドワード・ヤン、主演:ホウ・シャオシェン》『タイペイ・ストーリー』デジタルリマスター版 特別招待作品として日本初上映が決定!

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第17回東京フィルメックスにて、エドワード・ヤン監督の『タイペイ・ストーリー(デジタルリマスター版)』を特別招待作品として上映いたします。
今回の上映は、ボローニャ市立シネマテークによるデジタルリマスター版DCPでの上映となり、これが日本初上映となります。

『タイペイ・ストーリー(デジタルリマスター版)』
原題「青梅竹馬」
1985年/台湾/110分/カラー/中国語/DCP 
監督: エドワード・ヤン
脚本:エドワード・ヤン、チュウ・ティエンウェン、ホウ・シャオシェン 
撮影:ヤン・ウェイハン
出演:ホウ・シャオシェン、ツァイ・チン

 台湾を代表する映画監督エドワード・ヤンの長編第2作。元野球選手で、親の家業の紡績業を継いだロン(ホウ・シャオシェン)。その幼馴染の恋人で、アメリカに移住することを考えているチン(ツァイ・チン)。過去にとらわれる男と過去から逃れようとする女の関係が、経済成長の中で変貌する台北を舞台に描かれた傑作。
 ヤンの盟友ホウ・シャオシェンが製作、脚本と主演を兼ね、当時のヤンの妻であった人気歌手ツァイ・チンがヒロインを演じる。更にウー・ニェンチェン、クー・イーチェンら台湾ニューシネマを支えた映画作家たちが俳優として出演し、ホウ作品の脚本家チュウ・ティエンウェンが共同脚本を担当するなど、台湾ニューシネマの記念碑的な作品の一つと言える。
 

【エドワード・ヤン監督プロフィール】
1947年上海生まれ。2歳のときに台北に移住。フロリダ大学や南カリフォルニア大学で学んだ後、1981年に台湾に帰国後、映画界入り。1983年、初長編映画『海辺の一日』でヒューストン映画祭グランプリを受賞、2000年の『ヤンヤン 夏の想い出』ではカンヌ国際映画祭監督賞を受賞した。ホウ・シャオシェン監督と並ぶ「‘80年代台湾ニューシネマ」の代表的な監督のひとり。2007年6月29日、死去。

【フィルモグラフィ】
光陰的故事 (1982) ※オムニバスのうちの1本
海辺の一日 (1983) ※初長編作品
タイペイ・ストーリー(1985) 
恐怖分子 (1986)
牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 (1991) 
エドワード・ヤンの恋愛時代 (1994)  
カップルズ (1996)
ヤンヤン 夏の想い出 (2000)