11月24日、有楽町朝日ホールにて、コンペティション部門『黒い雌鶏』が上映された。雄大な山岳風景に抱かれた村を舞台に、少年の目を通して内戦やカーストなどネパール社会のさまざまな側面が描かれた本作は、東京フィルメックスでは初のネパール作品となる。上映後には、ミン・バハドゥル・バム監督、女優のベニシャ・ハマルさん、プロデューサーのデバキ・ライさんとアヌップ・タパさんを迎えて、質疑応答が行われた。 続きを読む
ニュース/デイリーニュース
『白い光の闇』サマン・アルヴィディガラさん、ラル・ハリンドラナスさんQ&A
11月24日、有楽町朝日ホールでコンペティション作品『白い光の闇』が上映された。本作は、第10回(2009年)東京フィルメックスコンペティション部門で『2つの世界の間で』が上映されたスリランカ出身のヴィムクティ・ジャヤスンダラ監督の最新作。生と死を巡る複数のエピソードが、美しい自然の風景の中で並行して綴られる。上映後は、編集を担当したサマン・アルヴィディガラさんと美術監督のラル・ハリンドラナスさんを迎えてQ&Aが行なわれた。 続きを読む
『最愛の子』ピーター・チャン監督Q&A
11月23日、有楽町朝日ホールにて特別招待作品『最愛の子』が上映され、Q&Aにピーター・チャン監督が登壇した。作品について、チャン監督は「皆さんには悲しい物語を見せることになってしまいましたが、これは中国で実際に起こった児童誘拐事件を基に作った話なのです」と説明した。3歳で誘拐された男の子が3年後に発見されるが、実の親を覚えておらず、誘拐犯の妻を母親と思い込んでいる。生みの親、育ての親の葛藤を双方から描いた作品だ。 続きを読む
『わたしの坊や』ジャンナ・イサバエヴァ監督Q&A
11月23日、有楽町朝日ホールにてコンペティション作品『わたしの坊や』が上映された。上映後のQ&Aには、ジャンナ・イサバエヴァ監督が登壇し、熱心な観客たちから質問が相次いだ。司会の林 加奈子東京フィルメックス・ディレクターが「少年の怒り、足掻き、そして監督の情熱が強く伝わる素晴らしい作品」と述べると、初来日となるイサバエヴァ監督は「日本で上映できたことに感謝しています。これは私にとっても素晴らしいチャンス。本当にありがとうございます」と挨拶した。 続きを読む
『クズとブスとゲス』舞台挨拶、奥田庸介監督Q&A
11月22日、有楽町朝日ホールでコンペティション作品『クズとブスとゲス』が上映された。本作は、25歳の時に『東京プレイボーイクラブ』で商業映画デビューを飾った奥田庸介監督4年ぶりの長編第2作で、麻薬の密売人や前科者の青年とその恋人、ヤクザなどが織り成すパワフルな群像劇。上映前には奥田監督、出演者の岩田恵里さん、板橋駿谷さんが舞台挨拶に登壇。上映後には奥田監督を迎えてのQ&Aが行なわれた。
11/22(日)『タクシー』チケットについて
11/22(日)15:00開映『タクシー』について、21日時点で、チケットがすべて売り切れとなりました。
その後、以下のお座席を追加販売いたしましたので、22日AM3:00時点でチケットがわずかですが残っております。インターネット上では、いつでもお買い求めいただけますので、ご希望の方は早めにお手続きください。
・販売座席:
前方席(A列~E列)の左端と右端の計35席のため、画面や字幕の一部が欠けるなど、見えづらいお座席になります。 あらかじめご了承ください。
・有楽町朝日ホールの劇場窓口での当日販売は、14:30から開始いたします。この時間までに、インターネット上の購入で完売となることがございます。
・今後、11/22『タクシー』が完売した場合には、当日キャンセル待ち整理券のご案内となります。
◎完売作品について
チケットが完売した上映枠については「当日券」はご用意しておりません。 ただし、見えづらいお席などを、僅少数のみ販売することがございます。その場合は、当日に「キャンセル待ち整理券」を当日券売り場にて1人2枚まで配布いたします。この場合にも、ticket boardでお求めいただける当日券はございませんので、ご注意ください。 チケットが完売しなかった上映回では、当日でもチケットをお求めいただけますので、ticket boardの販売画面をご確認ください。
『ひそひそ星』園子温監督、神楽坂恵さんQ&A
11月21日(土)、TOHOシネマズ日劇1にて園子温監督の最新作『ひそひそ星』がオープニング作品として上映された。上映後のQ&Aには園監督と主演の神楽坂恵さんが登壇した。司会の林 加奈子東京フィルメックス・ディレクターは「オープニングで上映することができて、とても光栄です。ありがとうございました」と感謝の言葉で園監督と神楽坂さんを迎えた。 続きを読む
学生審査員座談会
今年で5回目となる東京学生映画祭主催の「学生審査員賞」。3人の学生審査員がコンペティション部門の作品を対象に審査し、賞を決定する。本年度の学生審査員は第27回東京学生映画祭グランプリ『雲の屑』の中村祐太郎さん(多摩美術大学卒)、同準グランプリでPFFアワード2015審査員特別賞も獲得した『ゴロン、バタン、キュー』の山元環さん(大阪芸術大学卒)、第28回東京学生映画祭企画委員代表の菅原澪さん(日本女子大学2年)。中村さんは2013年に続いて二度目となる。同映画祭企画委員の十河和也さん(明治大学2年)を加えた4名で、映画にまつわるあれこれを話してもらった。大阪在住の山元さんは、Skypeでの参加となった。聞き手は東京フィルメックス事務局の岡崎匡が務めた。
ゲスト・イベント情報を掲載しました
お知らせが遅くなりましたが、ゲスト・イベント情報をアップしました。
期間中、上映後に行なわれるQ&Aや舞台挨拶はもちろん、好評の字幕翻訳セミナーや、侯孝賢監督『風櫃の少年』上映後の映画研究者リチャード・スチェンスキさんのトークイベントなども予定されています。
また、ツァイ・ミンリャン特集での舞台挨拶情報も追加されています。
映画を何倍にも楽しめる貴重な機会です。
ぜひご参加ください。
ゲスト・イベント情報