「映画」の時間

第8回<「映画」の時間>『お早よう』を話そう〜親子鑑賞会を開催します


・第8回<「映画」の時間>『お早よう』を話そう〜親子鑑賞会の参加者を募集しております。
 
 日本国内にとどまらず世界的にも高い評価を集める小津安二郎監督(1903-1963)。2013年に生誕110年および没後50年を迎えたことを記念して、親子を対象とした上映会を企画しました。
 
 多くの映画ファンや評論家たちを虜(とりこ)にしてきた小津作品の世界は、大人だけでなく子どもたちをも描いています。子どもたちの視点から、大人の世界の"不思議と不条理"に抵抗をみせる名作『お早よう』を鑑賞し、上映後には参加者全員で感想や気づきを共有するワークショップを通じて、小津作品の魅力を親子で発見します。
 
 参加した子どもたちには、映画で描かれた時代に親しみを感じることのできるお土産もあります。
 
 また、希望者は引き続きフィルムセンターに移動し、開催中の企画展「小津安二郎の図像学」を鑑賞し、映画の世界と背景をより深く学ぶことができます。
 
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東京フィルメックス・第8回<「映画」の時間>
『お早よう』を話そう〜親子鑑賞会
小津安二郎生誕110年・没後50年&ブルーレイ発売記念

 
【日時】
2014年3月9日(日) ひる13時〜
  *終了15時20分(1部のみ参加の場合)
     16時40分(2部まで参加の場合)
 
【会場】
1、松竹本社 試写室
 (第1部:上映会場)
  東京都中央区築地4-1-1(東銀座駅 徒歩1分)
2、東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室
 (第2部:自由参加会場)
  東京都中央区京橋 3-7-6 (宝町駅、京橋駅 徒歩1分)
 
【参加費】
無料
(第2部の企画展のみ、入館料大人200円、子どもは無料)
 
*参加した子どもには、映画にちなんだお楽しみプレゼントがあります!
 
【対象】
小学1年生~6年生と保護者
(親子での参加。子どものみの参加は不可)
   
【募集定員】
50名
 (事前申込制。大人と子どもあわせて。ただし定員に達し次第締切)
 
【実施内容】
第1部『お早よう』(小津安二郎監督/1959年/カラー/94分)鑑賞
    +感想を共有するワークショップ
第2部(自由参加)「小津安二郎の図像学」展覧会鑑賞
    +岡田秀則主任研究員による解説
 
◎ 申し込み方法
 
以下の申し込みフォーム(URL)か、メールでお申し込みください。
・申し込みフォーム: http://bit.ly/1mq3buY
・申し込みアドレス: eiganojikan@filmex.jp
 
メールでお申し込みの場合は、下記情報をご記載ください。
全員(お子さんと保護者)の「氏名(ふりがな)、性別、学年」、代表者の「郵便番号、住所、お電話番号、メールアドレス」、第2部(自由参加)への参加希望の有無。
 
受付後、フィルメックス事務局よりご返信申し上げます。お申し込みが定員に達した場合には、お断りする場合もございますので、お早めにお申し込みください。
 
◎ プログラム・スケジュール(予定)
 
12:30 松竹試写室 開場・受付
13:00 第1部:上映会開始
    映画館での注意、資料配布
     スタッフによる「映画を観る前のお話」(約5分)
13:10 『お早よう』上映開始(94分)
14:44 上映終了
 感想・気づき共有ワークショップ (30分)
15:20 第1部:映画鑑賞企画終了(以下は自由参加)
 
15:30 第2部(自由参加):松竹出発
16:00 フィルムセンター展示室到着
 「小津安二郎の図像学」鑑賞(NFCスタッフによる解説付き、予定)
16:40 第2部:終了、解散
 
* 注意事項
・子どもたちの引率や付き添いでない成人の方の単独でのお申し込みはご遠慮下さい。
・試写室は飲食禁止です。ワークショップ前後の休憩時間にとる飲み物などは各自にてご持参ください。
・申し込み時にいただきます個人情報は、今後の<「映画」の時間」>の活動に関する御案内の目的にのみ利用することとし、第三者への提供、その他の目的には使用いたしません。
・当日は、活動を記録するためのカメラが入るほか、マスコミの取材や見学が入ることもあります。ご了承くださいませ。

 
◎作品詳細
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(C) 1959 松竹

『お早よう』
(小津安二郎監督/1959年/カラー/94分)
 
出演:佐田啓二、久我美子、笠智衆、三宅邦子、杉村春子、設楽幸嗣、島津雅彦、泉京子、高橋とよ、沢村貞子、東野英治郎
脚本:野田高梧、小津安二郎 撮影:厚田雄春 美術:浜田辰雄 音楽:黛敏郎
 
近所付き合いの小さな波風にふり回される大人たちと、テレビを買ってとねだり大人を困らせる子供たち。東京郊外の新興住宅地を舞台に、戦後の庶民生活を小津流に活写した作品で、軽さのある演出が際立っている。幼い兄弟のオナラのギャグが実に微笑ましい。描かれる昭和時代の風景を、楽しく観ましょう!
※松竹と東京国立近代美術館フィルムセンターの共同作業による<デジタルリマスター版>DCPで上映。
 

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