2007年04月27日
「世界の映画祭だより」に、26日から開催中の第8回チョンジュ国際映画祭の開幕情報を掲載しました。日本からは2本がコンペティション部門に出品しています。
どうぞご覧ください。
4月28日より、渋谷・ユーロスペースにてキム・ギドク監督の特集上映「スーパー・ギドク・マンダラ」がアンコール開催されます。
最新作「絶対の愛」の公開にあわせて2月から3月にかけて、日本初公開となる2作品を含め全11作品がレイトショーで上映されました。この特集が大変な好評で、連日連夜、観客が詰めかけてギドク人気の根強さを感じさせました。
この盛り上がりを受けて、スーパー・ギドク・マンダラが再び、東京に戻ってきます。今回は幻のデビュー作「鰐」が加わり、ますます見逃せないラインナップとなっています。もちろん、第2回東京フィルメックスで上映されて、各国の映画祭でも監督の存在を知らしめた衝撃作「受取人不明」も、再び上映されますので、この機会をお見逃しなく!
国際交流基金主催の英語字幕付き上映会のお知らせです。
詳細は、国際交流基金のサイトをご覧ください。
===============================================================
------------- The Japan Foundation Film Series Part 8 --------------
----------- Rediscovery of Japanese Cinema --------------
■日本クラシック、海外発信中!■
5/25(金)~5/27(日)赤坂区民センターホールで開催!
*英語字幕付き日本映画上映会
===================<6作品上映、(全て英語字幕付)>================
<INDEX>
1,開催概要
2,企画趣旨
3,上映作品紹介
4,お問い合せ先
------------------------------
■1、開催概要
●期間:2007年5/25(金)?5/27(日)
●会場:赤坂区民センターホール
東京都港区赤坂4-18-13 赤坂コミュニティーぷらざ内
地下鉄銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅A出口より徒歩8分
●主催:国際交流基金
●後援:港区
●企画・運営協力:特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会
●協力:角川映画、国際放映、松竹、東宝
● 料金:当日600円(当日券のみ)
*各回入替制 *全作品英語字幕付き(講演は入場無料)
<お問合せ先>
・ 会期前のお問合せ:上映会事務局(東京フィルメックス内)
Tel: 03-3560-6394(11:00?17:30 平日のみ)
・ 会期中のお問合せ: Tel: 080-6953-3270(開催期間中のみ)
<サイト>
日本語
English
<タイムテーブル>(6作品上映) *入替制(開場は15分前)
■5/25(金)
19:00「安城家の舞踏会」(1947年、89分、吉村公三郎監督)※16mmプリントでの上映
■5/26(土)
13:00「二十四の瞳」(1954年、155分、木下恵介監督)
16:30「煙突の見える場所」(1953年、108分、五所平之助監督)
19:00「近松物語」(1954年、102分、溝口健二監督)
■5/27(日)
13:00「しとやかな獣」(1962年、96分、川島雄三監督)
14:45 講演:平野共余子氏<英語逐語訳つき>
17:00「女ばかりの夜」(1961年、96分、田中絹代監督)
-----------------------------------------------
The Japan Foundation Film Series Part 8
Rediscovery of Japanese Cinema
A Special Three-day Film Showings with English Subtitles
-----------------------------------------------
MIZOGUCHI Kenji, KINOSHITA Keisuke, GOSHO Heinosuke,
YOSHIMURA Kozaburo, KAWASHIMA Yuzo, TANAKA Kinuyo...
---
Presented by The Japan foundation,
under the auspices of Minato Ward,
with the special cooperation of TOKYO FILMeX Organizing Committee,
with the cooperation of Kadokawa Pictures, Inc.,
International Television & Films, Inc., Shochiku Co., Ltd., Toho Co., Ltd.
A single ticket: ?600 at the door only.
A single ticket for members of JF Supporter’s Club: ?500 at the door only.
Venue: Akasaka Kumin Center Hall (3F, 4-18-13 Akasaka, Minato-ku)
*10 min. from Exit-A, Akasaka Mitsuke Sta. on Subway
(Ginza and Marunouchi lines)
*10 min. from Exit-4, Aoyama-itchome Sta. on Subway
(Ginza and Hanzomon lines or Toei Oedo line)
Info.(Tokyo FILMeX Office) Tel:03-3560-6394 (11:00-17:30, weekdays only)
Tel: 080-6953-3270 (5/25-5/27 only)
For detail;
Web site
/////////////////////////////////
*25th, May (Fri.)
19:00 The Ball at the Anjo House (1947 / 89min. / YOSHIMURA Kozaburo)
*26th, May (Sat.)
13:00 Twelve Pairs of Eyes (1954 / 155min. / KINOSHITA Keisuke)
16:30 Where Chimneys Are Seen (1953 / 108min. / GOSHO Heinosuke)
19:00 Crucified Lovers(1954 / 102min. / MIZOGUCHI Kenji)
*27th, May (Sun.)
13:00 Elegant Beast(1962 / 96min. / KAWASHIMA Yuzo)
14:45 Lecture by Dr. Hirano Kyoko
*in Japanese with translation into English
17:00 Girls of Dark (1961 / 96min. / TANAKA Kinuyo)
以前にもお伝えしましたアジアン・クイアー・フィルム&ビデオ・フェスティバルでの「マキシモは花ざかり」の上映は全て前売り券が売り切れとなってしまったようです。明日の上映の際には、当日券の発売はないとのことですのでご注意ください。
本日は、「世界の映画祭だより」にて、イタリアのウディネ映画祭の開幕情報を掲載しました。どうぞご覧ください。
「世界の映画祭だより」に、本日開幕するニッポン・コネクションの開幕情報を掲載しました。
「世界の映画祭だより」にて、市山尚三プログラミング・ディレクターによる香港国際映画祭のレポートを掲載中です。今回は映画祭本体の他で様々な新しい取り組みがなされた香港ですが、どのように変わってきたのか、ぜひご覧ください。
また、今週より開幕するシンガポール映画祭の開幕記事も掲載しました。こちらもあわせてご覧ください。
東京フィルメックスでは、2001年の第2回よりメインビジュアルに谷内六郎さんの「虹色のタングステン」をモチーフとしています。週刊新潮の表紙を、その創刊号から亡くなる81年までの間、1,300枚を超える絵が飾りました。生まれ育った東京の原風景を表現した作風に、懐かしさを感じる方もたくさんいらっしゃるかと思います。
最近でもNHKの「みんなのうた」にイラストが使用されたり、いまもなお愛され続けている谷内六郎の世界。
東京フィルメックスの「顔」となっている「虹色のタングステン」の原画は、黒一色で描かれた素朴な作品です。谷内さんが少年工として勤務していた電球工場で見たイメージからふくらませたという、タングステン電球の中に天使が入っている、愛らしさにあふれた作品。
映画祭のメインビジュアルでは、そこに発光のイメージを加えたり、はたまた天使がフィルムのコマにおさまったり、劇場のスクリーンに映し出されたり、大きな手につまみあげられたり、お花の形になったり、虹色に染まったり…と、いろいろな輝きをみせてくれました。
さて、今年はどんな風に天使があらわれるでしょうか。
また、今月28日に横須賀に新しくオープンする横須賀美術館には、「谷内六郎館」が入ります。たくさんの作品の中から展示を構成し、映像や音楽を使った企画も予定されているようです。
建物もユニークで、目の前には海が広がるというロケーション。ぜひ、一度、訪れてみてはいかがでしょうか?
ただいま発売中のキネマ旬報4月下旬号にて、佐々木淳さんによる「ベルリンでの岡本喜八」レポートが掲載されています(P.162-165)。昨年の国立近代美術館フィルムセンター共催による特集上映がきっかけとなって、今年2月のベルリン映画祭フォーラム部門で、9本の特集上映が行われました。
ヨーロッパでは初の本格的な特集となる岡本喜八監督に、どれだけの注目が集まるかと期待されましたが、予想を上回る反響を呼び、大変な成功を収めました。レポートでは、今回の特集を実現したフォーラム部門のディレクター、クリストフ・テルヘヒテ氏や、岡本みね子夫人、またベルリンの観客からのコメントを紹介している他、東京フィルメックスの林 加奈子ディレクターやフィルムセンターの岡田秀則氏が語る、「共催の意義」や「海外へ日本映画を発信する重要性」、「フィルム・アーカイブの活動について」なども紹介されています。
このベルリンでの好評が一過性のものに終わらず、世界中で喜八ブームを巻き起こすことを願っています。ぜひ、ご覧ください。
東京フィルメックスでは、国際交流基金主催の英語字幕付き上映会に、企画・運営での協力を行っています。これまでに7回を実施、多くの外国人、日本人の観客に英語字幕で日本映画の傑作を楽しんでいただきました。
そしてただいま、5月25日-27日の日程で第8回を開催すべく準備を進めています。プログラムなどの詳細は、決定次第、この事務局だよりやメールマガジンなどでお知らせしますので、どうぞご期待ください。
今回は、会場も前回とは変更される予定です。どうぞ、お間違えなく。
昨年の東京フィルメックスのコンペティション部門で上映された「マキシモは花ざかり」が、今週末から下北沢で開催される「アジアン・クイアー・フィルム&ビデオ・フェスティバル」でクロージング上映されることになりました。
来日時のアウレウス・ソリト監督は、とにかく陽気!な方で、会場のロビーにいらっしゃると、一瞬にしてその場が華やぐような印象がありました。映画の中のマキシモに元気をもらう、まさにそんな魅力的な個性の持ち主。観客との質疑応答では、この映画を製作した経緯や、撮影に使用した小型カメラの利点など興味深いお話をしていただきました。特にマキシモとビクトルを演じた役者のオーディションの裏話は、とてもおもしろいエピソードでした。
沖縄にも何度か滞在したことがある監督は、フィリピン島嶼部の先住民族についても興味がある、とおっしゃっていました。「世界の映画祭だより」でも既報の通り、ベルリン映画祭のフォーラム部門でプレミア上映された新作「Tuli」では、その先住民族をモチーフに描き、大変な話題を集めました。
映画祭で見逃した方も、ぜひこの機会にご覧ください!
<「Asian Queer Film & Video Festival in Japan 2007」公式サイト>
4月20日(金)20:50~ シネマアートン下北沢
*クロージング作品
「世界の映画祭だより」に、2月に行われた第57回ベルリン国際映画祭への参加レポートを掲載しました。どうぞご覧ください。
昨年の東京フィルメックスでは、多くのゲストが来日して上映後のQ&Aやトークショーなどを行いました。その模様は、公式サイトのデイリーニュースやブロードキャストコーナーで一部が掲載されています。
その後、日本で作品が公開される時などに「そういえば東京フィルメックスで、監督がこんな話をしていたなぁ」と思い出しながら読み返していただけると、また新たな発見があるかも知れません。
昨年(第7回、2006年)だけでなく、第5回と第6回のデイリーニュースもアーカイブからご覧いただけます。