「映画」の時間

映画の時間プラス〜親子で映画&聴覚障がい者向け日本語字幕つき鑑賞会

みんなで楽しもう!

映画の時間プラス
親子で映画&聴覚障がい者向け日本語字幕つき鑑賞会

<「映画」の時間プラス> 鑑賞希望お申込み期間は11月19日(日)で締切いたしました。
なお、11月23日(木・祝)12:00~の『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』につきましては、満員となりましたので、事前予約のない方の受付はしておりません。ご了承くださいませ。
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』以外の3作品につきましては11月20日の予約締め切り時点で50席以上の席がございますので、ご予約なしで当日に会場にお越しになった場合は、お座席に余裕がある場合に限りご入場いただけます。


すてきな世界のアートアニメーションを親子で!

日本映画の秀作を日本語字幕つき35mmプリントで!
なんと子どもは無料!

■1,ごあいさつ

国際映画祭「第18回東京フィルメックス」(11/18-11/26)の開催にあわせて、多様な観客に開かれた上映会を実施します。
ブラジルとアイルランドから届いた美しいアートアニメーションには、日本語吹き替えがついていたり、セリフを用いずに理解できる作品ですので、小さなお子さまでも安心して楽しめます。劇場の大きなスクリーンと音響のもと、親子で世界を旅するチャンスです。
また、子どもと一緒に楽しめる良質な日本映画の秀作2本を、聴覚障がい者向けの日本語字幕(*1)がついた35mmプリント(*2)で上映します。上映後には映画を作った「映画監督」が、手話通訳付きでお話をしてくれます。
お家のテレビやパソコンで楽しめるのも映画の魅力ですが、映画館の暗やみの中で大勢のお客さんと一緒に笑ったり、涙を流すのも“一度きり”のかけがえのない体験です。
どなたでも、お気軽にご参加ください!

■2,開催概要

日時:
2017年11月23日(木・祝)、26日(日)

各日ともに12時と15時に開始

会場:
東京国立近代美術館フィルムセンター 小ホール(地下1階)
 東京都中央区京橋 3-7-6
 地下鉄「京橋駅」「宝町駅」徒歩1分、「銀座一丁目駅」徒歩5分
 JR「東京駅」徒歩10分

料金:大人 1,000円子ども 無料(18歳以下)

事前予約制

・お座席の数が限られているため、あらかじめ以下の入力フォームからご予約ください。自動返信メールをお受け取りになった時点で予約完了となります。定員に達した回は受付を終了いたします。ご予約なしで当日に会場にお越しになった場合は、お座席に余裕がある場合に限り、ご入場いただけます。

<「映画」の時間プラス> 鑑賞希望お申込み期間は11月19日(日)で締切いたしました。
なお、11月23日(木・祝)12:00~の『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』につきましては、満員となりましたので、事前予約のない方の受付はしておりません。ご了承くださいませ。
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』以外の3作品につきましては11月20日の予約締め切り時点で50席以上の席がございますので、ご予約なしで当日に会場にお越しになった場合は、お座席に余裕がある場合に限りご入場いただけます。

予約フォーム→ https://goo.gl/jfXxQ7

お問い合わせ:ハローダイヤル(03-5777-8600)
e-mail: eiganojikan@filmex.jp

 

■3,上映作品、タイムテーブル

<「映画」の時間プラス> 鑑賞希望お申込み期間は11月19日(日)で締切いたしました。
なお、11月23日(木・祝)12:00~の『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』につきましては、満員となりましたので、事前予約のない方の受付はしておりません。ご了承くださいませ。
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』以外の3作品につきましては11月20日の予約締め切り時点で50席以上の席がございますので、ご予約なしで当日に会場にお越しになった場合は、お座席に余裕がある場合に限りご入場いただけます。

◎11月23日(木・祝)
12:00

©Cartoon Saloon, Melusine Productions, The Big Farm, Superprod, Nørlum

『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』
(推奨年齢:小学校低学年から)
(93分/2014年/アイルランド、ルクセンブルク、ベルギー、フランス、デンマーク/日本語吹替版/字幕なし/カラー/DCP)

海辺の灯台の家で、お父さんと兄妹が暮らしていました。やがて成長した妹がお母さんと同じように海へ消えてしまうことを心配したお父さんは、兄妹を町に連れていきます。町を抜け出して家へと向かう二人にフクロウ魔女たちが襲いかかり、妹のシアーシャがいなくなってしまいました。はたして兄のベンは、お母さんの歌を手がかりに妹を救えるのでしょうか?

・第87回アカデミー賞® 長編アニメーション映画賞ノミネート
・第28回ヨーロピアン・フィルム・アワード長編アニメーション賞受賞
・文部科学省特別選定作品(少年向き、青年向き、家庭向き)
・文部科学省選定作品(幼児向き、成人向き)

■スタッフ
監督…トム・ムーア
音楽…ブリュノ・クレ、KiLA(キーラ)
メインテーマ…リサ・ハニガン

■日本語吹替キャスト
ベン(本上まなみ)
コナー(リリー・フランキー)
ブロナー (中納良恵(EGO-WRAPPIN’))
シアーシャ/幼いベン(深田愛衣)
ダン/シャナキー(喜多川拓郎)
ディーナシー(水内清光、高宮武郎、花輪英司)
おばあちゃん/マカ(磯辺万沙子)


◎11月26日(日)
12:00


『父を探して』
(推奨年齢:小学校低学年から)
(80分/2013年/ブラジル/セリフなし/字幕なし/カラー/DCP)
※上映後にブラジル人タレントのシモネさんによるトークイベントあり

幸せな生活を送っていた三人の親子。しかし、お父さんは出稼ぎにでるため、どこかの街へ列車に乗って行ってしまいました。少年はお父さんを探しに旅立ちます。広い世界で少年を待ち受けるのは、きびしい仕事が山積みの村や、にぎやかだけれど戦争の影がみえる大きな街。それでも少年は、お父さんのフルートのメロディを追い求めて旅を続けて行きます。

アカデミー賞長編アニメーション部門で、南米初の最終候補にノミネートされた作品。クレヨン・色鉛筆・切り絵・油絵具などを自在に使い分けた筆づかいは、まるで絵本に魔法がかけられたかのようで、自然な質感と滑らかなアクションが見るものを驚嘆させます。一切のセリフもテロップも使わずに描き、遠くにありながら私たちが住む日本と地続きであることを感じさせます。

■スタッフ
監督…アレ・アヴレウ
音楽…ナナ・ヴァスコンセロスほか


◎11月23日(木・祝)
15:00
© 2008 「グーグーだって猫である」 フィルム・コミッティ

『グーグーだって猫である』
(推奨年齢:小学校高学年から)
(116分/2008年/日本/日本語字幕つき/カラー/35mm)

大好きな猫のサバが亡くなって、落ち込んでいるマンガ家の麻子。ある日、ペットショップで出会った子猫にひとめぼれした麻子は、子猫にグーグーと名付けて飼い始めました。元気を取り戻した麻子は、青自という青年に恋をします。すべてが幸せな生活が始まったかのように思えた麻子ですが、仕事の最中に倒れてしまいます。彼女はガンにかかっていたのです。

人気少女漫画家、大島弓子の自伝的エッセイ漫画を、『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』の犬童一心監督が映画化。登場する猫たちがみんなかわいらしく、不思議な世界観や歌も楽しい。いまとはすっかり街並みが変わってしまった吉祥寺の街や、2016年に亡くなった井の頭動物園の象のはな子の姿も見ることができる。

■スタッフ
監督・脚本…犬童一心
原作…大島弓子
音楽…細野晴臣

■出演
小泉今日子、上野樹里、加瀬亮、森三中(大島美幸、村上知子、黒沢かずこ)


◎11月26日(日)
15:00

(C) 2007 「天然コケッコー」製作委員会

『天然コケッコー』
(推奨年齢:小学校高学年から)
(121分/2007年/日本/日本語字幕つき/カラー/35mm)
※上映後に山下敦弘監督によるトークイベントあり(手話通訳つき)

小中あわせて生徒6人の田舎の学校に、東京からかっこいい転校生の広海がやってきました。そよは海水浴での出来事をきっかけに広海に心をひかれます。中学3年生に進級したそよは広海が育った町を見たいと、二人の修学旅行の行き先を東京にします。やがて高校受験が近づき、広海は東京の高校へ進学すると言い出しました。二人は離れ離れになるのでしょうか。

くらもちふさこの名作コミックを『リンダ リンダ リンダ』『オーバー・フェンス』の山下敦弘監督が映画化。映画デビュー間もない頃の夏帆と岡田将生のみずみずしい演技や、島根の美しい自然が心を洗う。中国地方の方言を字幕で読むことで新しい発見があるかも?

■スタッフ
監督…山下敦弘
原作…くらもちふさこ
脚本…渡辺あや

■出演
夏帆、岡田将生、柳英里紗、廣末哲万、夏川結衣、佐藤浩市


◎トークゲストプロフィール


11/26(日)15:00『天然コケッコー』上映後(手話通訳 つき)
山下敦弘(やました・のぶひろ、映画監督)

1976年、愛知県出身。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒。1999年、卒業制作作品『どんてん生活』が国内外で高い評価を受ける。『リアリズムの宿』(2003)などを経て、女子高生がバンドを組む音楽映画『リンダ リンダ リンダ』(2005)がスマッシュヒット。『天然コケッコー』(2007)では報知映画賞最優秀監督賞を最年少受賞、キネマ旬報ベストテン2位に入る。『松ヶ根乱射事件』(2007)、『マイ・バック・ページ』(2011)、『苦役列車』(2012)、『もらとりあむタマ子』 (2013)、『超能力研究部の3人』 (2014)、『味園ユニバース』(2015)とキャリアを重ね、2016年には『オーバー・フェンス』と『ぼくのおじさん』の2本を発表。最新作には『映画 山田孝之3D』がある。



11/26(日)12:00『父を探して』上映後
シモネ(Simone)

ブラジル、サンパウロ出身。自称「日本を一番愛するブラジル人タレント」。
バラエティ番組・CM・ドラマ・映画・プラスサイズモデルなどのブラジル人マルチタレントとして活動中。ポルトガル語、スペイン語、英語、日本語の4か国語を話す。ポルトガル語通訳・翻訳と、陽気なキャラクターと日本語力を生かしてタレント活動をしている。日本のみなさまにブラジルの陽気さ、心の温かさ、楽しさをお届けすると同時に、ブラジルと日本、距離は離れているけど、すこしでも近づけるお手伝いさせていただけるように頑張ります。ハグハグ。

twitter : @shiichanbrasil
Instagram:@shiichanbrasil
http://ameblo.jp/shiichanbrasil2010/

■4,「映画の時間プラス」とは…?

第18回東京フィルメックス開催期間中に、多様な観客に開かれた上映の機会を作る特集上映です。
過去に11回実施した親子向けの映画制作・鑑賞ワークショップ<「映画」の時間>に、同じく過去4回実施した聴覚障がい者向け日本語字幕付き上映をあわせて<「映画」の時間プラス>としてパワーアップ!
親子はもちろんのこと、大人だけでも子どもだけでも、どなたでも気軽に参加できる上映会です。映画を通じて、世界の多様性に触れてみませんか?

*1.聴覚障害者向け日本語字幕とは。
聴者(聴こえる人)が外国の映画を観るとき、セリフだけの字幕がつきます。でも、聴こえない人にとっては、男の人の声なのか、女の人なのか、声はどこから聞こえてくるのか、大きな声なのか、小さいのかを知るのは難しいことです。また、ガラスが割れたり、電車が通る音だったり、電話が鳴る音のような物音は、画面に映っていないと分かりにくいことがあります。
そのため聴覚障がい者向け日本語字幕では、誰のセリフか/抑揚/物音などが聴こえない方にも伝わるような工夫がされています。普段、聴者が映画を観るときにあまり意識していないことを、あらためて知るきっかけとなるかも知れません。

*2.35mmプリントとは。
映画は約120年前に誕生した初期の頃からフィルムでの撮影・上映が続けられていました。35mmというのは、そのフィルムの規格のひとつでもっとも一般的な形態でした。しかし、この十数年の間に撮影・上映の大部分がデジタルにとってかわるようになりました。今回の会場となる東京国立近代美術館フィルムセンターは、日本最大のフィルム収蔵機関であり、7Fには日本の映画の歴史を伝える常設展示室もあります。この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。


主催:特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会
後援:中央区教育委員会、港区教育委員会
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
作品提供:アスミック・エース、チャイルド・フィルム、ニューディアー


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