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『ツィリ』アダム・ツェフマンさんQ&A


TOKYO FILMeX (2014年11月30日 18:00)

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11月30日、有楽町朝日ホールにて特別招待作品『ツィリ』が上映された。第二次世界大戦中のウクライナ西部を舞台にホロコーストを描いた、アハロン・アッペルフェルドの同名小説の映画化。上映後のQ&Aに登壇したマレク役のアダム・ツェフマンさんは、アモス・ギタイ監督を「映画界の生きる伝説」と表現。「出演できるだけでも光栄でしたが、作品の舞台は私の家族の出身地でもあります。家族にとっても意味のある時代を追体験する映画でしたから、責任を負うような気持ちで出演しました」と語った。


ツェフマンさんはカナダ出身でロサンゼルス在住。市山尚三東京フィルメックス・プログラムディレクターから、監督と知り合った経緯を問われると「約7年前、イスラエルに住むガールフレンドを訪れた際、ギタイ監督と知り合いました。今回の企画にあたって監督から連絡があり、作品のテーマに関心があるかどうかと、イディッシュ語を覚える気があるかを聞かれました」と話した。イディッシュ語は消えかけている言語で、当時は全く話せなかったという。しかし、ツェフマンさんの祖父母にとっては第一言語で、さらに原作者と同じ村の出身という偶然も重なった。ロサンゼルスでイディッシュ語の先生に教わりつつ、トロントに住む祖母に脚本を全て読んでもらい、毎日電話で1~2時間特訓をすることで言語を習得したという。


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観客から「長回しが多いですが撮影での苦労は」と尋ねられると、「監督は自由な撮影スタイルの方。私が瓶を放り投げるシーンは脚本にはなく、現場で遊んでいたところ、気づくと撮影が始まっていました。自由な演技を許してくれるという意味では寛大な方です」と答えた。続いて、劇中で使われる古い映像についての質問も寄せられ、「ニューヨークのイディッシュ・インスティテュートで見つけました。イディッシュ語で〝シュテットル〟といいますが、かつてユダヤ人が東欧に作っていた村の映像ではないかと思います」と説明した。


さらに観客から「原作者は自伝によると小説言語としてヘブライ語を選択した方。もし本人に会われていたら、映画の感想やイディッシュ語で演じることへの反応を教えて下さい」と質問されると「ヴィネツィア国際映画祭でお会いできたらと思っていましたが、残念ながら来られませんでした。しかし、監督とは撮影中も密にやり取りをしていたと聞いています。アッペルフェルドさんは映画を大変気に入っており、イディッシュ語で演じることも〝良い考えだね〟とおっしゃっていたそうです。当時のユダヤ人にとってはイディッシュ語こそが自分たちの言語だったからです」


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ツィリは年代の違う2人の女優が演じている。若いツィリを演じたメシ・オリンスキさんは、監督が毎朝食事をするレストランの店員だといい、「彼女の配役は大抜擢だが大成功」とツェフマンさん。サラ・アドラーさんはイスラエルやフランスで活躍する有名女優で「共演できたのは大変光栄」だと話した。2人の女優が登場する理由は「きちんとお答えできるのは監督だけなので、あくまでも私の解釈ですが」と前置きした上で、「マレクと関係を持つのは若いツィリです。もう一人のツィリは、寝ている2人に毛布を掛けるシーンが表すように、昔のロマンティックな思い出を振り返る未来のツィリだと思います。ツィリはその思い出があるからこそ、その後も生きていけたのではないでしょうか」と述べた。


最後に市山PDが「ツェフマンさんはTVシリーズの『24 -TWENTY FOUR-』にも出演していました。皆さんもTVでツェフマンさんを見かけるかもしれません」と紹介し、「今後の活躍をお祈りします」と結んだ。ツェフマンさんが「ありがとうございます」と日本語で挨拶をすると、会場から大きな拍手が送られた。


(取材・文:宇野由希子、撮影:明田川志保、白畑留美、船山広大)

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