第4回(2003)での特集上映「イスラム革命前のイラン映画」では、貴重な60分の中編『経験』(脚本:アミール・ナデリ)を上映したほか、第11回(2010)の特別招待作品『トスカーナの贋作』上映時には来日され、ユーモアを交えて観客との質疑応答に応えてくださいました。
Next Masters Tokyo 2010
第4回(2003)での特集上映「イスラム革命前のイラン映画」では、貴重な60分の中編『経験』(脚本:アミール・ナデリ)を上映したほか、第11回(2010)の特別招待作品『トスカーナの贋作』上映時には来日され、ユーモアを交えて観客との質疑応答に応えてくださいました。
H27年度 事業報告&新規寄付者獲得キャンペーン実施中(〜7/31)
・事業報告
当会は、平成28年3月31日に事業年度「平成27年度」を終了しました。
その後、5月の理事会で決算等を採択し、6月の総会での承認を経て、6月21日に所轄庁である東京都に平成27年度事業報告書等を提出し、公式サイトでも情報開示いたします。
・新規寄付者獲得キャンペーン実施中(〜7/31)
当会は、平成27年11月に東京都から仮認定NPOを取得いたしました。
これにより、当会へのご寄付は、税制優遇の対象となります。
昨年度は、お陰様で多くの方々からのご支援が寄せられ、30件もの寄付が寄せられました。
寄付総額は、1年間で
1,601,615円
と100万円を大きく突破いたしました。
東京フィルメックスの大きな支えとなっております。
ここにご支援くださった皆様に心より御礼申し上げます。
仮認定NPOから「認定NPO」に移行するためには、寄付者の人数が毎年100名から3,000円の寄付を受けるという要件をクリアする必要があります。
そこでこのたび、新規寄付者獲得キャンペーンを実施いたします。
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新規寄付者獲得キャンペーン(7月末まで)
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ご新規の寄付、
お一人当たり3,000円の寄付×50名のご支援の獲得を目指します。
【ご寄付はこちらのリンクからお願いします】
●クレジットカード・銀行振込より選択が出来ます。
http://filmex.jp/2015/support/contribution
これからも活動に力を入れてまいりますので、ご支援・ご協力をどう
ぞよろしくお願いいたします。
4月25日(月)、都内で「タレンツ・トーキョー2016」のプレイベントが開催された。 「タレンツ・トーキョー」とは、アジア圏の映画監督、プロデューサーを対象にした人材育成プロジェクト。事前選考を経た15名を参加者として、世界の第一線で活躍中の講師陣から映画制作のノウハウを学び、国際的なネットワークを築く機会が得られる。開催時期は、毎年11月後半の東京フィルメックス期間中。これまで、台湾のホウ・シャオシェン、中国のジャ・ジャンクー、タイのアピチャッポン・ウィーラセタクンといった世界的映画監督たちを講師に招いてきた。
今回のプレイベントでは、本年11月に開催予定の「タレンツ・トーキョー2016」に向けてその魅力を伝えるべく、二部構成で3名の修了生による講演とトークショーを実施。修了後も活躍を続ける3名が、それぞれの体験を語った。
まず第一部として、2013年にタレント・キャンパス・トーキョー(TCT:タレンツ・トーキョーの旧称)を修了したジャヌス・ビクトリア監督による講演が行われた。現在は、タレント・キャンパス・トーキョー・アワードを受賞した長編映画『KODOKUSHI』の準備のため、国際交流基金アジアセンターのアジア・フェローシップを受けてフィリピンから来日中。
温めていた『KODOKUSHI』の企画実現のために日本へ行きたかったという応募のきっかけから、レクチャーを経て企画がブラッシュアップされた体験までを振り返った。
中でも印象に残ったこととして挙げたのが、「映画祭などで企画のプレゼンをする前から、セールスと配給の事は考えておかなければいけない」というアドバイス。この一言をきっかけに「初めてセールスを意識するようになり、脚本を書き、撮影し、編集するだけではない映画製作の現実が理解できた」と感慨深げ。
現在、『KODOKUSHI』の準備を一緒に進めている仲間も当時の同期生や講師たちで、TCT参加をきっかけに映画が実現に向けて動き出している。
続く第二部は、日本人修了生でプロデューサーの曽我満寿美さんと早川千絵監督によるトーク。
曽我さんは、ジャ・ジャンクー監督が講師のひとりを務めた2011年に参加。各参加者が行なう5分間の企画プレゼンでは「なぜ、その映画を作りたいのか」という根底の部分を念入りに指導された話など、非公開で行われる濃密なレクチャーの様子を明かしてくれた。
2014年に参加した早川監督は、プレゼンに関しては全くの初心者。他の参加者の様子を見ながら、「プレゼンのノウハウよりも、参加者それぞれの企画をどう深めて行けるかという過程を学べたことが一番の収穫だった」とのこと。
さらに、タレンツ・トーキョー参加のメリットはレクチャーだけに止まらない。期間中、全参加者が同じホテルに宿泊するので、親密なネットワークを築くこともできる。
毎晩の飲み会を通じて交流を深めたという曽我さんは、その出会いを仕事に結び付け、現在はジャヌス・ビクトリア監督の『KODOKUSHI』にプロデューサーとして参加している。
一方、「東京フィルメックスと同時期に開催されるので、世界の一流監督と交流できたことが収穫」とは早川監督の言葉。自分たちが今いる場所の延長線上に世界の映画界があると実感できたことや、交流会を通じて監督たちと身近に話ができたことも貴重な体験だったという。
なお現在は、修了生限定で更なるステップアップをサポートするために資金援助プログラム、「ネクスト・マスターズ・サポート・プログラム」が用意されている。そのうちのひとつが「フェローシップ・プログラム」だ。早川監督もこのプログラムを利用して、昨秋の台湾での企画マーケットに参加している。
タレンツ・トーキョー2016の募集期間は5月15日(日)から6月15日(水)まで。参加エントリーやレクチャーは英語で行われるが、留学経験を持つ早川監督も曽我さんも、どちらかというと熱意で乗り切ったとのこと。曽我さんは「レクチャーの半分ぐらいしかわからなかったが、欲しいところだけ貰った」と自分なりの成果を手にしている。事前の選考でも、重視するのは「英語力」よりも「映画力」、そして熱意とのこと。意欲ある監督やプロデューサーにとっては、世界に羽ばたくまたとないチャンスになるに違いない。
(取材:井上健一 撮影:白畑留美)
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タレンツ・トーキョー2016 プレイベント開催
4月25日(月)プレイベントのご案内
修了生で2013年のアワード受賞者 Janus VICTORIA監督来場決定!
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本年のタレンツ・トーキョー2016の参加者募集期間が5月15日(日)より始まります。(締切:6月15日(水))
厳正なる選考を経た15名のみが、11月のタレンツ・トーキョー2016への参加資格を得られます。
このたび、2013年のタレンツ・トーキョー(当時は旧称の「タレント・キャンパス・トーキョー」で開催)にフィリピンから参加され、その年の最優秀企画「タレンツ・トーキョー・アワード」に輝いたJanus VICTORIA監督が、国際交流基金アジアセンターのフェローシップを取得し来日しております。
Janus VICTORIA監督は、現在「KODOKUSHI」という長篇映画の企画を進行中です。
この機会にタレンツ・トーキョー修了生のお話がうかがえるプレイベントを開催いたします。
第1部でJanus VICTORIA監督による最新作のフィリピン・日本合作映画についての講演と、第2部には過去にタレンツ・トーキョーに参加された日本の修了生のうち、曽我満寿美プロデューサー、早川千絵監督を招き、タレンツ・トーキョー参加の魅力についてのトークを行います。
タレンツ・トーキョーへの応募をご検討される方は、実際に参加された方の体験を直接うかがえる絶好の機会です。
奮ってご参加ください。
記
タレンツ・トーキョー2016 プレイベント
◆日程 2016年4月25日(月) 19時00分開始
◆会場 国際交流基金JFICホール[さくら]
東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅より徒歩 3 分
Tel:03-5369-6140 住所:新宿区四谷4-4-1
18時50分 一般受付開始
19時00分 プレイベント・スタート
21時00分 終了
★登壇ゲスト(予定)
ゲスト登壇:第1部、Janus VICTORIA(監督、TT2013参加者)、
第2部、曽我満寿美(プロデューサー、TT2011参加者、Next Masters Support Program 2014, Development Fund受賞者)
早川千絵(監督、TT2014参加者、Next Masters Support Program 2015,
Fellowship Program受賞者)
なお、お座席に限りがございますので、事前にお申込頂ければ幸いです。
予めご了承のほど、よろしくお願い致します。
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4月25日(月)
タレンツ・トーキョー2016 プレイベント
申し込みフォーム
http://goo.gl/forms/cxj8pvODgG
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タレンツ・トーキョー2016(Talents Tokyo 2016)開催概要
開催日:2016年11月21日(月)から26日(土)
会場:有楽町朝日ホールほか
応募期間:2016年5月15日(日)から6月15日(水)
公式サイト:talents-tokyo.jp
応募資格:東アジア、東南アジアの居住者もしくは国籍を持つ者
主催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、国際交流基金アジアセンター、タレンツ・トーキョー実行委員会(東京フィルメックス)
提携:ベルリン国際映画祭(ベルリナーレ・タレンツ)
◯「タレンツ・トーキョー」とは
映画分野における東京からの文化の創造・発信を強化するため、「次世代の巨匠」になる可能性を秘めた「才能(=talent,タレント)」を育成することを目的に、映画作家やプロデューサーを目指すアジアの若者を東京に集めて実施する映画分野の人材育成事業です。現在世界で活躍するプロフェッショナルをエキスパート(Expert)として迎え、レクチャーや企画合評会を通じて第一線の人材の視線に晒されることで、強烈なインスパイアを受ける体験を促します。また、タレント同士やエキスパートとタレント、さらには映画祭「東京フィルメックス」に集まる映画作家たちとの交流により、国際的なネットワークを新たに築くことも目指します。
(※これまでに前身プロジェクトとして「ネクスト・マスターズ・トーキョー2010」「タレント・キャンパス・トーキョー」として2011年度より3回実施し、今年で通算7回目の開催です)
◯「ネクスト・マスターズ・サポート・プログラム」について
2014年度から実施している修了生向けプログラムで、以下の3つから構成されています。タレンツ・トーキョー修了生を対象に、
a)企画開発ファンド:製作前の企画を実現するための支援(上限100万円)、
b)プロモーション・ファンド:完成間近の作品を後押しするための支援(上限50万円)を目的とし、2種類の資金援助を行っており、2015年度は計8企画が選抜されました。
c)2015年度新設されたフェローシップ・プログラムは、世界で開催される企画マーケット等に修了生を派遣することで、タレンツ・トーキョーで得た企画発表の知見を実践に移し、自身の企画実現の後押しをするプログラムで、初年度は6名の修了生を、カンヌのプロデューサーズ・ネットワーク、プサンのアジア・プロジェクト・マーケットに派遣しました。
なお、今回のプレイベントの登壇者では、曽我満寿美さんは2014年のa)企画開発ファンドの受賞者、早川千絵さんは2015年のc)フェローシップの受賞者です。
<タレンツ・トーキョー2016>
2016年11月21日(月)-26日(土)(予定)
http://talents-tokyo.jp/
<第17回東京フィルメックス>
2016年11月19日(土)-11月27日(日) (予定)
http://filmex.jp/
フィリピンのフランシス・セイビヤー・パション監督(Francis Xavier PASION)が、2016年3月6日、亡くなられました。38歳でした。
第15回(2014)東京フィルメックスコンペティション部門で上映された『クロコダイル』は、最優秀作品賞に輝きました。
・『クロコダイル』作品情報
・Q&A(11/26)
・Q&A(11/28)
・Q&A(動画)
・授賞式(テキスト)
・授賞式(動画)
また、パション監督は東京フィルメックスの併催事業「Talents Tokyo」の初年度(当時は「Next Masters Tokyo 2010」)の修了生で、準備中の次回作「REACTIVE」は、修了生を対象としたNext Masters Support Programにも選ばれていました。
フランシス・セイビヤー・パション監督フィルモグラフィー
「Jay」(2008)
「Sampaguita, National Flower」(2010)
『クロコダイル』(2014) 第15回東京フィルメックス最優秀作品賞
謹んで哀悼の意を表しますとともに、心からお悔やみを申し上げます。
東京フィルメックス事務局
第17回東京フィルメックスの上映作品を募集しております。
◎応募締切(必着)
2016年6月30日(木):特別招待作品
2016年7月29日(金):コンペティション
2月2日(火)に第10回<「映画」の時間>として、「映画で日本を再発見!『お早よう』英語字幕付き上映会」<Rediscover Japan: “Good Morning” – Japanese Film with English Subtitles>が開催されました。国際交流基金が所蔵する、英語字幕付きの日本映画の名作のプリントを活用して、国籍や年齢の境を超えて楽しめる上映会です。
今回はThe British School in Tokyo(BST)との共催により、昭和女子大学のグリーンホールを会場として実施されました。
当日は会場準備が遅れたため、上映会の開始も遅れました。お待たせしましたお客様にはご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。約15分遅れでイベント開始です。まずは、BSTコミュニケーションズマネージャーのローリー・ノーゲイトさんからご挨拶があり、続いて今回のゲスト講師であるドン・ブラウンさんが紹介されました。
映画を観る前の注意事項についてのお話に続いて、いよいよ上映開始です。
16mm映写機が動く味わい深い操作音とともに、大きなスクリーンに『お早よう』が映し出されました。実や勇たち、子どもたちのオナラ合戦はいつものように場内の笑いを誘います。今回の上映会では、その他にも劇中の大人の会話のやりとりにも、あちこちから笑いが起こりました。
途中、16mmフィルムの掛け替えの時間をはさみ、94分の上映も無事に終了。大人も子どもも、最後まで映画を楽しみました。
上映後には、ドンさんが映画の中で出てきたモノや事柄を、日本語と英語の両方で解説してくださいました。
外国人にとってはもちろん、日本人にとっても60年前の映画の中に描かれることは、不思議なことばかりです。
「当時のテレビ」「軽石」「押し売り」「楢山」、そして「小津安二郎監督」について…実際の軽石も手に取ってみました。
映画の中の遠い昔の日本が、少し身近に感じられたでしょうか。
ここで、ひとまず上映会は終了です。そのまま続けて、希望者だけ会場に残り、ミニゲームに挑戦しました。
『お早よう』の中で、大人たちへの抵抗のために、実と勇はだんまり作戦を続けました。ただ、給食費を学校に持っていく必要があり、なんとか言葉を使わずにジェスチャーで家族に「給食費」を伝えようと悪戦苦闘する姿が、今回の上映会でも大きな笑いを生んでいました。この映画の場面と同じようにジェスチャーゲームに挑戦してみます。
2つほどお手本をみたあとに、子どもたちが実践します。あらかじめスケッチブックに用意された単語を、身振り手振りだけで、他のお友だちに伝えます。ジェスチャーをする子どもも真剣ですが、答えを考える子どもたちも真剣。何を表現しようとしているのか、動きをよく見て、頭を働かせて答えます。
「かさ」「ねこ」「とけい」「スキー」「えんぴつ」「すもう」「でんしゃ」…
たとえ言葉が通じない状況でも、伝えよう、読み取ろうという気持ちがあれば、国籍や年齢を越えて伝えられることがあります。でも、お互いに通じる言葉があると、もっと簡単に伝えることができますね。
『お早よう』の劇中でも話していましたが、一見すると意味のないように見える「おはよう」「こんにちは」「いいお天気ですね」「そうですね」にも、なにか、意味があるのかも知れません。
さて、ミニゲームも終わり、上映会もお開きです。何人かの希望者には、16mm映写機を間近に観てもらいながら、フィルムで映画が映写される仕組みを解説しました。参加した子どもたちは、『お早よう』のマジックロールの型紙と、軽石を食べなくてもおならが出せるようになるブーブークッションをお土産に、帰っていきました。
(報告:岡崎 匡)
第10回<「映画」の時間>
映画で日本を再発見!
『お早よう』英語字幕付き上映
Rediscover Japan – Japanese Films with English Subtitles
(C) 1959 松竹
昔の日本へ、タイムトラベル!
英語と日本語で映画を楽しもう!
どなたでも参加可能です!
日時:2016年2月2日(火)午後4時〜午後6時15分まで
対象:小学生、中学生、高校生と保護者および一般
(小中高生、インターナショナル・スクールの生徒は優先的に参加できます)
入場無料
場所:昭和女子大学 グリーンホール(東京都世田谷区太子堂1-7-57)
地図はこちら→ http://office.swu.ac.jp/campusmap/
◆地下鉄:東急田園都市線「三軒茶屋」駅下車、徒歩7分
◆渋谷駅からバスで「昭和女子大」下車、徒歩1分
◎プログラム内容:
(1)映画鑑賞『お早よう』
(2)ゲスト講師によるお話
(3)参加者同士でミニゲーム
◎募集定員:
(1)および(2)→600名(事前申込の必要なし、先着順)
(3)のみ→50名(事前申込制、大人と子どもあわせて、定員に達し次第締切)
ミニゲーム(3)の申し込み方法:
以下のURLから申し込みフォームに必要事項を入力してください。
応募フォーム→ https://goo.gl/15TqEr
◎時間割:
3時30分 受付開始
4時 イベント開始、ごあいさつ、映画を観る前のお話
4時5分 『お早よう』上映(94分、英語字幕付き)
5時40分 映画のお話(15分)
5時55分 終わりのあいさつ
6時 上映会終了、ミニゲーム参加者以外は解散
6時5分 ミニゲーム(10分)
6時15分 イベント終了
※希望者のみ16mm映写機解説を行ないます
映画は、時間も国も越えて旅をすることができる、タイムマシンです。
英語の字幕がついた昔の日本映画を、日本人、外国人、年齢に関係なく、みんなで楽しめる上映会です。
また、かんたんなミニゲームで、言葉を使わずにお話してみましょう!
(C) 1959 松竹
『お早よう』
(1958年/小津安二郎監督/94分/英語字幕付き16mmフィルム上映)
出演:佐田啓二、久我美子、笠智衆、三宅邦子、杉村春子、設楽幸嗣、島津雅彦、泉京子、高橋とよ、沢村貞子、東野英治郎
脚本:野田高梧、小津安二郎 撮影:厚田雄春 美術:浜田辰雄 音楽:黛敏郎
近所の子どもたちのあいだでは「おなら遊び」が大流行しています。もうひとつ子どもたちが夢中になっているのが「テレビ」です。学校から帰ると宿題もそっちのけで、近所の家に集まってテレビの相撲の中継をみるのがみんなのたのしみ。実と勇の兄弟は「テレビを買ってくれ」とお父さんにおねだりしますがしかられます。そこでふたりは家でも、近所でも、学校でも、誰とも口をきかない「だんまりスト」を決行します。これが小さな「家出」事件になり、みんなを心配させます。やがて帰ってきたふたりの家には…。
描かれる昭和時代の風景を、楽しくみましょう!
◎ゲスト講師プロフィール
ドン・ブラウン Don Brown
日本映画専門翻訳家。ニュージーランド生まれ。1999年に初来日。その後、市役所や大使館勤務を経て、2010年より独立。英語字幕を担当した日本映画に『晩春』『麦秋』『小さいおうち』『母と暮らせば』『猫侍』『TOKYO TRIBE』など多数。その他、国内の映画祭での司会および通訳、カタログなどの翻訳も手がける。朝日新聞英語版サイトAJWで日本映画に関するコラムを月に2回連載中。
日本語も堪能なドンさんと一緒に、日本映画の世界を探検しましょう!
http://www.donbrown.jp
◎ 保護者のみなさまへ…
・(1)映画鑑賞および(2)ゲスト講師によるお話はどなたでも参加できます(申込不要)。(3)参加者同士でミニゲームへの参加もあわせてご希望の方のみ、専用フォームよりお申し込みください。
・申し込み時にいただきます個人情報は、今後の<「映画」の時間」>の活動に関する御案内の目的にのみ利用することとし、第三者への提供、その他の目的には使用いたしません。
・当日は、活動を記録するためのカメラが入るほか、マスコミの取材や見学が入ることもあります。ご了承くださいませ。
◎「映画」の時間とは…
「映画の未来へ」をキャッチコピーに掲げる東京フィルメックスでは、2008年より子ども映画ワークショップ<「映画」の時間>に取り組んで参りました。第1回(08年3月)〜第3回(10年3月)では、映画を「みる」「しる」「つくる」「みせる」をキーワードに、小学3年生〜中学3年生の子どもたちが、特別講師の映画監督と大人スタッフのサポートにより、子どもたちの手で映画制作から上映会までを実現しました。第4回(10年11月)、第5回(11年11月)では、特に「みる」「しる」に重点を置き、映像に命を吹き込むワークショップや、バリアフリー上映での親子鑑賞などを体験しました。第6回(12年8月)、第7回(12年11月)では、生誕100年を迎えた木下惠介監督の代表作の1本『二十四の瞳』を題材に、舞台となっている時代の背景や、監督・キャストなど作品にまつわるお話を上映の前後に行ないました。第8回(14年3月)では、生誕100年と没後50年を迎えた小津安二郎監督の『お早よう』の観賞後、グループに分かれて気づきや感想を共有するワークショップを行いました。第9回(15年3月)では『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!』を観賞後、部屋全体を覆い尽くした大きな白紙のキャンバスに、思い思いのウルトラマンや怪獣を描きました。 公式サイトに過去のレポートを掲載しております。
◎お問い合わせ
東京フィルメックス事務局(担当:岡崎)
〒107-0052 東京都港区赤坂5-4-14 トレード赤坂ビル3F
電話:03-3560-6394 メールアドレス: eiganojikan@filmex.jp
主催:特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会
共催:The British School in Tokyo
助成:独立行政法人国立青少年教育振興機構(子どもゆめ基金)
後援:世田谷区教育委員会、渋谷区教育委員会
協力:独立行政法人国際交流基金、松竹株式会社
11/28 『あの日の午後』 Q&A
有楽町朝日ホール
ツァイ・ミンリャン(映画監督)
リー・カンション(俳優)
林 加奈子(東京フィルメックス ディレクター)
樋口 裕子(通訳)
台湾 / 2015 / 137分
監督:ツァイ・ミンリャン (TSAI Ming-liang)
Afternoon / 那日下午
Taiwan / 2015 / 137 min.
Director: TSAI Ming-liang
11/28 『山河ノスタルジア』Q&A
有楽町朝日ホール
ジャ・ジャンクー(監督)
チャオ・タオ(俳優)
市山 尚三(東京フィルメックス プログラム・ディレクター)
小坂 史子(通訳)
『山河ノスタルジア』 Mountain May Depart
中国、日本、フランス / 2015 / 125分
監督:ジャ・ジャンクー(JIA Zhangke)
配給:ビターズ・エンド、オフィス北野
Mountains May Depart / 山河故人
China, Japan, France / 2015 / 125min.
Director: JIA Zhangke