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『トーキョービッチ,アイラブユー』 TOKYO BITCH, I LOVE YOU / トーキョービッチ,アイラブユー
日本 / 2013 / 70分
監督:吉田光希 (YOSHIDA Kohki)
製作:ARC vision、吉田光希

【作品解説】
風俗嬢の初江は、客として知り合った義徳と不倫の関係を続けている。妻との生活に息苦しさを感じていた義徳は、初江との密会に安らぎを感じていた。一方、他者と深く関わろうとしない初江も、義徳と過ごす時間だけは女性らしくいられるのだった。ある日、義徳は会社の同僚に頼まれて、借金の連帯保証を引き受けるが、それが発端となり、初江との関係は妻の知るところとなる......。
近松門左衛門の「曽根崎心中」を現代の東京に翻案した同名舞台(「オーストラ・マコンドー」によって上演)の映画化。これまでの監督作とは異なる新たな領域に挑戦した吉田光希は、この大都市の片隅で展開される刹那的なメロドラマにおいて、その着実な演出力を証明したと言えるだろう。















吉田光希 (YOSHIDA Kohki)



1980年生まれ。東京造形大学造形学部デザイン学科映画専攻領域卒業。在学中は諏訪敦彦監督に師事し、塚本晋也監督作品などにスタッフとして参加する。卒業後はCMやPVの製作に携わりつつ、自主製作で長編第1作『症例X』(07)を監督。同作はぴあフィルムフェスティバル(PFF)で審査員特別賞を受賞し、ロカルノ、ブエノスアイレスなどの国際映画祭で上映された。2011年、PFFスカラシップ作品として『家族X』を監督。同作もベルリン映画祭フォーラム部門をはじめとする多くの国際映画祭に選ばれた。『トーキョービッチ,アイラブユー』(13)は長編第3作。この他、オムニバス映画『ヴァージン』の1編として製作された短編作品『ふかくこの性を愛すべし』(12)がある。

【コメント】
過去作品では、そこにいる人や、登場人物同士の関係性を、どのように画面に映すかということを探求してきました。彼らに向ける眼差しから映画を創ることが重要だったのです。新しい作品に向かうとき、今まで自分が正面から向き合っていなかった事柄に挑戦しようと思いました。今までの作品では極端に少なくなっていた、エピソードや台詞という要素を使い、リアリティではなく自分なりのフィクションを探そうと臨んだ作品です。俳優たちの会話や、出来事によって一度作られた戯曲を下敷きにすることで、 自分のやり方でメロドラマを作ろうと思いました。
望まない境地で生まれた恋愛で起こる葛藤や、男女の間柄に湧く自己陶酔的な感情は、曾根崎心中が生まれた時代も、今も、変わりなどないのではないかと考えています。






11/24『トーキョービッチ,アイラブユー』舞台挨拶
from ブロードキャスト 2013/11/25


11/24『トーキョービッチ,アイラブユー』舞台挨拶
有楽町朝日ホール
 
吉田 光希(監督)
八椛 裕(俳優)
武本 健嗣(俳優)
小嶋 喜生(俳優)
影山 祐子(俳優)
伊藤 公一(俳優)
岡崎 匡(東京フィルメックス)
ドン・ブラウン(通訳)
 
 
『トーキョービッチ,アイラブユー』
日本 / 2013 / 70分
監督:吉田光希 (YOSHIDA Kohki)
製作:ARC vision、吉田光希

TOKYO BITCH, I LOVE YOU
Japan / 2013 / 70 min.
Director: YOSHIDA Kohki



11/24『トーキョービッチ,アイラブユー』Q&A
from ブロードキャスト 2013/11/25

11/24『トーキョービッチ,アイラブユー』Q&A
有楽町朝日ホール
 
吉田 光希(監督)
林 加奈子(東京フィルメックス ディレクター)
ドン・ブラウン(通訳)
 
 
『トーキョービッチ,アイラブユー』
日本 / 2013 / 70分
監督:吉田光希 (YOSHIDA Kohki)
製作:ARC vision、吉田光希

TOKYO BITCH, I LOVE YOU
Japan / 2013 / 70 min.
Director: YOSHIDA Kohki





新情報は順次、追加されます。


『トーキョービッチ,アイラブユー』舞台挨拶・吉田光希監督Q&A
from デイリーニュース2013 2013/11/24

1124tokyobitch01.jpg11月24日(日)、有楽町朝日ホールにてコンペティション部門の『トーキョービッチ,アイラブユー』が上映され、上映前の舞台挨拶には、吉田光希監督をはじめ、主演を務めた八椛(やなぎ)裕さん、出演者の武本健嗣さん・小嶋喜生さん・影山祐子さん・伊藤公一さんが登壇した。本作は、『症例X』(07)『家族X』(11)が海外でも高く評価された吉田光希監督の待望の新作。会場には、吉田監督の過去2作品も鑑賞しているという熱心なファンの姿も見られ、ワールドプレミアとなる上映を前に、作り手と観客双方の期待と興奮が会場を包んだ。


本作は、演劇ユニット「オーストラ・マコンドー」によって上演された同名舞台の映画化。近松門左衛門の「曽根崎心中」を現代の東京に翻案し、風俗嬢の刹那的なラブストーリーを描いた。吉田監督は、「長年通い続け、多くの刺激を受けてきた映画祭で最初に上映することができて嬉しい」と挨拶。八椛さんはこの映画に込めた想いを「(身も心も)空っぽになり、どう前に進んでいいのかわからなくなっても、それでも人は「生きる」ということなんだと思う」と観客に伝えた。続いて、各出演者より檀上に上がった喜びと、来場者への感謝の気持ちが述べられた。


1124tokyobitch03.jpg上映後のQ&Aでは、吉田監督が再び登壇。まず司会の林 加奈子東京フィルメックス・ディレクターが、本作で監督がチャレンジしたこと、過去の作品と異なる点について質問した。吉田監督は「これまでの作品では、登場人物の感情をどうやって映画に映すかというリアリズムにこだわっていた。また、会話が多かったり、エピソードが次々と起こるようなスタイルには積極的に取り組んでこなかった。そこで今回は、今まで自分がやってこなかったことに挑戦しようと思い、作品に取り掛かりました」と答えた。


客席からの「なぜ「曽根崎心中」という古典を原作にしたのか」という問いには、「オーストラ・マコンドーの舞台を映画化したいと思ったのが、この作品を作るきっかけ。台詞を多く取り入れることに挑戦したかったので、ダイアログで構成されている舞台を映画化したらどのような作品が作れるのか、とても興味がありました」と、大元の原作である「曽根崎心中」を映画化したのではないことを説明。


1124tokyobitch04.jpgまた、印象的なオープニングシーンの意図について質問が及ぶと、「登場人物の内面・人物像を映画の冒頭で提示したかった。この世に未練がなく、世の中をやぶにらみしているような性格を象徴するカットとして描いた」と語った。(※どのようなシーンかは、映画を観てお確かめ下さい!)その後観客からは、具体的な場面の演出についてや、エンディングについての質問や感想が相次ぎ、監督もたしかな手応えを感じている様子だった。


本作は、12月7日(土)より、新宿K's cinemaにて特集プログラム「全力映画2013」の中で上映される。見逃した方は、是非、足をお運びいただきたい。


(取材・文:小嶋彩葉、撮影:穴田香織、白畑留美、関戸あゆみ)

1124tokyobitch02.jpg1124tokyobitch05.jpg1124tokyobitch06.jpg1124tokyobitch07.jpg





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