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特別招待作品
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『プレジデント』 The President
グルジア、フランス、UK、ドイツ / 2014 / 119分
監督:モフセン・マフマルバフ (Mohsen MAKHMALBAF)
配給:シンカ
【作品解説】
ヨーロッパで亡命生活を続けているモフセン・マフマルバフがグルジアで撮影した最新作。舞台は老独裁者に支配されている架空の国。ある日、クーデターが勃発。妻と娘たちはいち早く国を脱出してしまい、残された独裁者は幼い孫を連れて逃亡の旅に出る。ボロボロの服を着て旅芸人に扮した独裁者は、行く先々で自分の圧政のために苦しんできた人々を目撃する......。大勢のエキストラを動員した冒頭のクーデターの場面を筆頭に、マフマルバフの演出力が全面に展開する。イラクのフセイン政権崩壊、アラブの春、ウクライナ紛争等々、近年起こった様々な事件を想起せずにはいられない力作である。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門オープニング作品。
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モフセン・マフマルバフ
1957年、テヘラン生まれ。若い頃より革命運動に身を投じ投獄されるが、79年のイスラム革命を機に釈放される。その後、小説・戯曲などを発表し、大衆の支持を得る。82年"Nasouh's Repentance"で映画監督デビュー。87年に発表した『サイクリスト』は数々の国際映画祭で上映され、大きな話題を集めた。家族で映画に携わっており、妻マルズィエ・メシュキニ、長女サミラ、次女ハナも映画監督、長男メイサムはプロデューサーである。代表作に『行商人』(86)、『サラーム・シネマ』(94)、『ギャベ』(95)、『パンと植木鉢』(95)、『サイレンス』(97)、『カンダハール』(01)、『セックスと哲学』(05)など。東京フィルメックスでは『庭師』(12)、『微笑み絶やさず』(13)に続いて3年連続の登場となるが、今回は久しぶりの長編劇映画で、その力量を存分に発揮している。
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