10月6日、第17回東京フィルメックスのラインアップが発表され、林 加奈子ディレクターと市山尚三プログラム・ディレクターが東銀座・松竹本社にて会見を行った。林ディレクターは「今年は特に、劇場公開が決定していない作品が多い。貴重な上映のチャンスを、どうぞお見逃しのなきようお願いいたします」と挨拶した。 続きを読む
10月6日、第17回東京フィルメックスのラインアップが発表され、林 加奈子ディレクターと市山尚三プログラム・ディレクターが東銀座・松竹本社にて会見を行った。林ディレクターは「今年は特に、劇場公開が決定していない作品が多い。貴重な上映のチャンスを、どうぞお見逃しのなきようお願いいたします」と挨拶した。 続きを読む
11月29日、有楽町朝日ホールにて「特集上映:ホウ・シャオシェン」の一本として『戯夢人生』(93)が上映された。日本占領下にあった台湾を舞台に、伝統芸能の人形芝居、布袋戯の名手であるリー・ティエンルーさんの半生を彼の回想を元に詩情豊かに描いた作品。リーさん自身も語り手として登場している。第46回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞している。 続きを読む
11月29日、有楽町スバル座にて<特集上映:ツァイ・ミンリャン>の『河』(97)の上映が行われ、舞台挨拶にツァイ・ミンリャン監督と主演のリー・カンションさんが登壇した。『河』はツァイ監督の3作目の作品。首が曲がったままになる奇病を患った息子と、その家族を描いている。ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞した。 続きを読む
11月29日、有楽町朝日ホールにて、ホウ・シャオシェン監督作品特集上映で『風櫃の少年』デジタルリマスター版が上映された。上映後にはホウ監督のレトロスペクティブ上映を世界的に手がけている、米国ニューヨークのバード大学助教授で映画研究者リチャード・サチェンスキーさんの講演が行われた。また講演後には、ホウ監督が登壇。会場は休日の朝から駆け付けた観客の熱気に包まれた。 続きを読む
11月28日、有楽町朝日ホールにてクロージング作品『山河ノスタルジア』が上映され、Q&Aにジャ・ジャンクー監督と主演のチャオ・タオさんが登壇した。本作は、急速に発展する中国社会で翻弄されながらも力強く生きる一人の女性の半生を、過去・現在・未来と26年にわたる壮大なスケールで描いている。ジャパン・プレミアとなった今回の上映。ジャ監督は関係者への感謝を述べ、チャオさんは「皆さんに見ていただけて嬉しいです」と挨拶した。2人は10月中、中国全土を回ってキャンペーンを行ったばかり。「中国で大ヒットしていると聞いています」と市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクターが紹介した。 続きを読む
有楽町朝日ホールで11月28日、特別招待作品『あの日の午後』の上映が行われた。ツァイ・ミンリァン監督と、20年以上にわたり同監督作品の主演を務めたきたリー・カンションさんが、ともに歩んできた歳月を振り返る本作。上映終了後は2人が登場して質疑応答を実施。作品がそのまま続いているような余韻のなか、午前中から集まった観客は2人の話に熱心に耳を傾けた。 続きを読む
第16回東京フィルメックスも6日目も11月27日、有楽町朝日ホールで特別上映作品『念念』の上映が行われた。上映後には、シルヴィア・チャン監督が登壇。今年は本作以外にも、俳優として出演した2本が上映された。今年の本映画祭の主役のひとりであるチャン監督の堂々の監督作とあって、満員の会場から大きな拍手が送られた。 続きを読む