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特別招待作品

今年も映画の最先端を切り拓いてゆく、気鋭の監督たちのとびきりの新作10本をご紹介します。
いずれも強烈な作家性が発揮されたこれらのバラエティ豊かな作品からは、映画の多彩さがうかがえるでしょう。


『アリラン』 Arirang

『アリラン』 Arirang
韓国 / 2011 / 91分
監督、出演:キム・ギドク (KIM Ki-Duk)
配給:クレストインターナショナル

この3年間、韓国映画界と一切の接触を絶っていたキム・ギドクが沈黙を破って発表した傑作。山の中の一軒家で隠遁生活を送る自分自身の姿をカメラにおさめ、これまで秘めていた様々な思いを赤裸々に語るセルフドキュメンタリー。カンヌ映画祭「ある視点」最優秀作品賞。


『奪命金』 Life Without Principle

『奪命金』 Life Without Principle
香港、中国 / 2011 / 107分
監督:ジョニー・トー (Johnnie TO)

女性銀行員、街のチンピラ、刑事。ありふれた生活を送っていた3人の人生が一つの大金強奪事件をきっかけに急変し、予期せぬ展開を迎える......。巨匠ジョニー・トーが金融危機の時代に贈る傑作群像劇。ラウ・チンワン、リッチー・レン、デニス・ホーの競演も見事。

『ニーチェの馬』 The Turin Horse / A torinói ló

『ニーチェの馬』 The Turin Horse / A torinói ló
ハンガリー、フランス、スイス、ドイツ / 2011 / 154分
監督:タル・ベーラ (TARR Béla)
配給:ビターズ・エンド

ベルリン映画祭で銀熊賞(審査員特別賞)を受賞したタル・ベーラ待望の最新作にして最後の作品。 ニーチェの逸話を題材に、荒野の一軒家で暮らす男、その娘、そして一頭の老いた馬が辿る運命を描く。驚異的に美しいモノクロ映像の撮影を担当したのは自らも監督として活躍するフレッド・ケレメン。

『これは映画ではない』 This is not a film / In Film Nist

『これは映画ではない』 This is not a film / In Film Nist
イラン / 2011 / 75分
監督:ジャファール・パナヒ、モジタバ・ ミルタマスブ (Jafar PANAHI, Mojtaba MIRTAHMASB)

イラン政府により映画製作等の活動を禁止されたジャファール・パナヒ(『オフサイド・ガールズ』)が自宅で過ごすひと時をとらえた作品。ドキュメンタリーでありながら、微妙に演出の介在も感じさせる点が興味深い。カンヌ映画祭で上映され、大きな反響を呼んだ。

『モンスターズクラブ』 Monsters Club

『モンスターズクラブ』 Monsters Club
日本 / 2011 / 72分
監督:豊田利晃 (TOYODA Toshiaki)
配給:ファントムフィルム 製作:ギークピクチュアズ/ヌーヴェル 制作:ギークサイト

現代社会を捨て、雪山の小屋で自給自足の生活をしながら、企業やテレビ局に爆弾を送り続ける男。ある日、奇妙な怪物と森で遭遇する...。『青い春』『蘇りの血』の豊田利晃監督の最新作。閉塞した現代社会に生きる人々へ贈る、精神のサバイバルと、人間性の回復の物語。

『CUT』 Cut

『CUT』 Cut
日本 / 2011 / 120分
監督:アミール・ナデリ(Amir NADERI)
配給:ビターズ・エンド

イラン映画界の巨匠アミール・ナデリが名作映画へのオマージュを込めて全編日本ロケで撮影した作品。兄の借金を返すため、殴られ屋となる映画監督を演じる西島秀俊の渾身の演技が素晴しい。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門のオープニングを飾り、絶賛を浴びた。

『RIVER』 RIVER

『RIVER』 RIVER
日本 / 2011 / 89分
監督:廣木隆一(HIROKI Ryuichi)
配給:ギャンビット、トラヴィス
©2011 ギャンビット

秋葉原の街を一人歩く少女。この街で起こった事件で恋人を亡くして以来、彼女にとって現実世界は実体を失っていた。やがて少女は地下道で暮らす若者と出会う......。心に傷を負ったヒロインの再生を繊細に描いた作品。風景を見事に切り取った撮影も素晴らしい。

『我が道を語る』 Yulu / Yulu

『我が道を語る』 Yulu / Yulu
中国 / 2011 / 88分
監督:ジャ・ジャンクー、タン・チュイムイ、チェン・タオ、チェン・ジーホン、ソン・ファン、ワン・ツーチャオ、ウェイ・ティエ

ジャ・ジャンクーがタン・チュイムイをはじめとする6人の若手監督たちとともに手がけたオムニバス・ドキュメンタリー。実業家、社会活動家、若手昆劇俳優など、様々なジャンルで活躍する人々へのインタビューにより、現代中国の様相を生き生きと表現した作品。

『KOTOKO』 KOTOKO / KOTOKO

『KOTOKO』 KOTOKO / KOTOKO
日本 / 2011 / 91分
監督:塚本晋也
配給:マコトヤ

塚本晋也=製作・脚本・撮影・編集の最新作。Coccoを主演・原案に、子供を愛しながらも歌っている時以外は世の中に順応し難く、現実と虚構とのバランスを保てずに葛藤を続ける姿を、美しくもエネルギッシュに描く。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門の最高賞を受賞。

『人山人海』 People Mountain People Sea / 人山人海

『人山人海』 People Mountain People Sea / 人山人海
中国、香港 / 2011 / 91分
監督:ツァイ・シャンジュン (CAI Shangjun)

中国の注目の新鋭ツァイ・シャンジュンの監督第2作。弟を殺して逃走した男の行方を追って南部の貴州から重慶、更に北部の炭鉱へと向かう主人公をリアリズム・タッチで描き、繁栄の背後にあるもう一つの中国の現状を見せる。ヴェネチア映画祭でサプライズ上映され、銀獅子賞(監督賞)を受賞。


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