11月22日より始まった第9回東京フィルメックスは、11月30日、有楽町朝日ホールにて閉会式を迎え、最優秀作品賞・審査員特別賞(コダックVISIONアワード)・アニエスベー・アワード(観客賞)が発表された。コンペティション部門10作品を審査した5人の審査員が登壇し、林 加奈子東京フィルメックスディレクター同席のもと、J-waveのサッシャさんの司会によって閉会式が行われた。
投稿者 FILMeX : 21:00
第9回東京フィルメックスの最終日となる11月30日。閉会式に先立ち、国内外のマスコミ関係者が見守るなか、今年のコンペティション作品の受賞会見が行われた。野上照代審査委員長はじめ、レオン・カーファイさん、ソン・イルゴン監督、イザベル・レニエさん、レオン・カーコフさんの審査員全員が出席。野上審査委員長が今年の総括を述べるとともに、受賞作品を発表した。
投稿者 FILMeX : 15:00
11月30日、特別招待作品『ティトフ・ヴェレスに生まれて』が有楽町朝日ホールにて上映された。ティトフ・ヴェレス(ヴェレスの旧称)という、ユーゴスラビアの歴史的指導者であったチトーの名前がつけられた産業都市を舞台に、3姉妹の心情や生活を色彩豊かに描いた映画である。上映終了後、テオナ・ストゥルガー・ミテフスカ監督が登壇しQ&Aが行われた。映画のなかでの印象的な色使い、ミテフスカ監督の出身国であるマケドニアやチトーについての質問が観客から相次ぎ、ひとつひとつ丁寧に答えるミテフスカ監督の真摯な姿勢が印象的だった。
投稿者 FILMeX : 14:00
2008年11月29日11月29日、特別招待作品として有楽町朝日ホールにて上映された『愛のむきだし』上映終了後、監督の園子温氏を迎えてQ&Aが行われた。上映後も会場内は、4時間にわたる興奮の余韻を残す観客たちの熱気で満ち溢れていた。
投稿者 FILMeX : 22:00
11月29日、有楽町朝日ホールにて特別招待作品『愛のむきだし』が上映された。上映前には、園子温監督と主要キャスト4名による舞台挨拶が行われた。『愛のむきだし』は上映時間237分という壮大なスケールのラブストーリーだが、上映時間の長さにもかかわらず、会場には若い女性を中心にたくさんの観客が詰めかけ、場内はただならぬ熱気で満ちていた。
投稿者 FILMeX : 17:00
11月29日、特別招待作品『愛のむきだし』上映に先立ち、園子温監督と宮台眞司さんのトークイベントが有楽町朝日ホールの11階スクエアで行われた。『愛のむきだし』は、実話をベースに、盗撮マニアの主人公ユウと敬虔なクリスチャンの父、理想の女性マリアとしてユウと出会うヨーコら複雑な関係を、愛と信仰と性、希望と絶望を行き来しつつ描いた、壮大でスピード感あふれる237分の超大作である。首都大学東京教授で社会学者の宮台眞司さんはさまざまな角度から質問を投げかけて問題提起し、園監督が言葉を選びつつ独自の映画観と世界観を語った。
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投稿者 FILMeX : 16:30
11月29日、フィルメックス映画祭のプロジェクトである「えいがのじかん」本年度講師の中江裕司監督と、同じく、来年度講師である篠崎誠監督によるトークイベント「映画の未来へ~<「映画」の時間>と映画教育~」が有楽町朝日ホール11階スクエアにおいて行われた。小学生・中学生を対象にした映画制作ワークショップ<「映画」の時間>での映画制作エピソードとワークショップを通じてみる「映画の未来」への可能性について楽しく語る、和やかなイベントとなった。
続きを読む "トークイベント「映画の未来へ~<「映画」の時間と映画教育>~」"
投稿者 FILMeX : 15:00
11月29日、コンペティションの一本として上映された『ショーガ』のQ&Aが開催され、プロデューサーのリマラ・ジェクセンバエワさんが駆けつけた。本作はダルジャン・オミルバエフ監督が文豪トルストイの名作「アンナ・カレーニナ」を映画化した作品で、急激な変化を続けるカザフスタンの社会を背景に、家庭のある女性が愛を見つけ年下の男に走る姿とその後の悲劇を描いている。
投稿者 FILMeX : 14:00
2008年11月28日第9回東京フィルメックスの会期中に、4回にわたって繰り広げられたトークイベント「それぞれのシネマ」。丸の内カフェで11月28日、最終回となる「日本映画編」が催された。映画やテレビにひっぱりだこの俳優、寺島進さんと西島秀俊さんをゲストに迎え、日本映画を取り巻く現状と過去・未来について、時に厳しく、時に笑いを交えてたっぷり語っていただいた。
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投稿者 FILMeX : 22:00
2008年11月27日11月27日、有楽町朝日ホールにてコンペティション作品『バシールとワルツを』が上映された。“サブラ・シャティーラ事件”と呼ばれるパレスチナ難民の大量虐殺を引き起こしたレバノン戦争の記憶を掘り起こそうとするこの作品は、ドキュメンタリーをアニメーションで再現するというユニークな試みがなされている。上映後に、アニメーション監督のヨニ・グッドマンさんによるQ&Aが行われると、「アニメーションに興味がある」という観客から熱心な質問が相次いだ。
投稿者 FILMeX : 22:00
11月27日、コンペティション作品『バシールとワルツを』の上映に先立ち、有楽町朝日ホール11階スクエアにて「『バシールとワルツを』予備知識講座」と題したトークイベントが開催された。この作品はイスラエルのアリ・フォルマン監督が、自ら従軍した1982年の第一次レバノン戦争とその中で起こった「サブラ・シャティーラ事件」と呼ばれる虐殺事件の記憶を辿るドキュメンタリーである。この戦争と事件について、防衛大学校国際関係学科教授の立山良司さん(中東現代政治)をお迎えしてレクチャーしていただいた。
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投稿者 FILMeX : 20:00
11月27日、有楽町朝日ホールにてコンペティション作品『木のない山』が上映された。母親に見捨てられた幼い姉妹が前向きに力強く生きていく日々を描いたこの作品は、韓国に生まれ、現在はアメリカに在住するソヨン・キム監督の長編第2作目。上映後、温かい拍手が沸いた会場のステージには、キム監督とプロデューサーのブラッドリー・ラスト・グレイさんが登場し、和やかな雰囲気のなかQ&Aが行われた。
投稿者 FILMeX : 19:00
2008年11月26日11月26日、特別招待作品の『ベガス』が、有楽町朝日ホールにて上映された。上映に先立ち、アミール・ナデリ監督の強い希望により、当初は予定になかった舞台挨拶が急遽開催される運びとなった。林 加奈子東京フィルメックスディレクターの紹介を受けたナデリ監督が舞台に登壇すると、会場は大きな拍手に包まれた。上映が終わると、再び監督を迎え、Q&Aがおこなわれた。
投稿者 FILMeX : 22:00
11月26日、トークイベント「それぞれのシネマ ブラジル [アート×映画]編」が丸の内カフェにて行われた。第9回東京フィルメックスではブラジル映画に焦点を当てているが、東京都現代美術館では10月12日より「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」展が開催されている。アートと映画を巡り、同美術館チーフ・キュレーターの長谷川祐子さんと駐日ブラジル大使館公使のジョアォン・バチスタ・ラナリ・ボさんがトークが繰り広げた。
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投稿者 FILMeX : 21:30
11月26日、有楽町朝日ホール11階スクエアにて、特別招待作品『ベガス』の上映に先立ちアミール・ナデリ監督によるトークイベントが行われた。ナデリ監督と東京フィルメックスの縁は深く、今回は『マラソン』(02)、『サウンド・バリア』(05)に続き3回目の出品となる。イラン出身のナデリ監督は、現在アメリカ・NYに活動の拠点を置き、大学で学生たちに映画について教えるなどその活動は多岐にわたる。トークイベントでは大学での教え方や『ベガス』の制作資金集めに関する仰天エピソードなどを大いに語った。
投稿者 FILMeX : 19:30
11月26日、有楽町朝日ホールにてコンペティション作品『ヘアカット』の上映が行われた。髪を少年のように短くした少女の苦い青春を描いたこの作品は、中央アジア・カザフスタンから届けられた。上映後、市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクターの紹介を受け、成田空港から直接会場に駆けつけたというアバイ・クルバイ監督が登壇すると、会場は温かな拍手に包まれた。
投稿者 FILMeX : 19:00
キリスト教の聖パウロに由来する名を持つ街、サンパウロ。その街の表情を世界各国の監督が17つの視点で綴った特別招待作品『ウェルカム・トゥ・サンパウロ』を題材に、「『ウェルカム・トゥ・サンパウロ』のできるまで」と題したトークショーが、朝日ホール11階スクエアで11月26日行われた。イベントには第9回東京フィルメックスの審査員でもありサンパウロ映画祭代表でもあるレオン・カーコフさん、オムニバスの1本『オデッセイ』のダニエル・トマス監督、さらに『ウェイトレス』の吉田喜重監督、そして女優の岡田茉莉子さん来場し、日本・ブラジルから4名のゲストがそれぞれの作品にまつわるエピソードや思いを語った。
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投稿者 FILMeX : 17:00
2008年11月25日第9回東京フィルメックスの関連イベントとして、「それぞれのシネマ」と銘打ったトークサロンが、MARUNOUCHI CAFEで開催されている。このイベントの2日目にあたる11月25日は、「ブラジル[音楽×映画]編」と題して、音楽プロデューサーでラジオ番組ディレクターの中原仁さんをゲストに、インテリア・ブランドの「IDEE」でIDEE Recordsを担当する大島忠智さんがお話を伺う形で、ブラジル音楽と映画の密接なつながりに関するトークが繰り広げられた。
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投稿者 FILMeX : 22:30
11月25日、元黒澤プロ プロダクションマネージャーであり、第9回東京フィルメックスコンペティションの審査委員長を務める野上照代さんと元ベルリン国際映画祭のフォーラム部門ディレクターである、ウルリッヒ&エリカ・グレゴール夫妻のトークイベントが有楽町朝日ホール11階スクエアにおいて行われた 。野上さんから見た現場での黒澤監督のエピソードを中心に、国際映画祭でも評価の高かった黒澤映画について、映画界の重鎮による熱いトークが交わされた。
投稿者 FILMeX : 19:00
11月25日、有楽町朝日ホールにてコンペティション作品『黄瓜(きゅうり)』の上映後、チョウ・ヤオウー監督を迎えてQ&Aが行われた。北京に暮らす3組(工場を解雇された中年男と家族・映画監督志望の青年と彼女・屋台で野菜を売る親子)の日常を並行して描いたこの作品は、32歳のチョウ監督の長編第一作目。「今回初めて東京に来ました。東京フィルメックスに参加できて本当にうれしい」と初々しく挨拶すると、女性客からも積極的に質問が飛んだ。
投稿者 FILMeX : 18:00