» 東京フィルメックス・コンペティション


» 特別招待作品


» 『3人のアンヌ』オープニング作品
» 『サイの季節』クロージング作品
» 『ギマランイス歴史地区』
チョンジュ・プロジェクト2012
 » 『黄色い最期の光』
 » 『グレート・シネマ・パーティー』
 » 『私には言いたいことがある』
» 『父へのララバイ』
» 『カルメル』
» 『庭師』
» 『メコンホテル』
» 『ピエタ(原題)』
» 『三姉妹~雲南の子』
Focus on Japan
 » 『ぼっちゃん』
 » 『BAD FILM』
 » 『ひろしま 石内都・遺されたものたち』
サミュエル・フラー生誕百年記念上映
 » 『東京暗黒街・竹の家』


» 特集上映 日本イスラエル60周年『イスラエル映画傑作選』


» 特集上映『木下惠介生誕100年祭』


» バリアフリー


» 賞・審査員


» 応募用紙、規約


» 『タレント・キャンパス・トーキョー』


» 『えいがのじかん』






特別招待作品






『三姉妹~雲南の子』 Three Sisters / San-Zimei
香港、フランス / 2012 / 153分
監督:ワン・ビン(WANG Bing)
配給:ムヴィオラ

【作品解説】
『無言歌』以来のワン・ビンの新作は、雲南地方の山の中の貧しい村に暮らす幼い三人の姉妹の生活に密着したドキュメンタリーだ。驚くべきことに、子供たちの両親は家に不在である。近くに叔母家族や祖父がいるものの、三人の姉妹は、農作業を行い、家畜の世話をし、自分たちだけで生活している。やがて、離れた町で働いている姉妹の父親が戻り、子供たちを町に連れてゆくことを考えるが、経済的な問題から、長女だけが村に残ることになる...。ワン・ビンのカメラは、過酷な環境の中に生きる子供たちをひたすらとらえる。そこには大人が求める子供の愛らしさはないが、その一方で哀れさとも無縁である。ここにあるのは、どのような状況にあっても生き続ける人間のたくましさである。この映画自体は直接的に政治的なメッセージを発するものではないが、それにしても、急激な経済的繁栄に沸く中国にあってこれほどまでの格差が存在しているという事実には驚かざるをえない。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映され、最優秀作品賞を受賞した。








ワン・ビン(WANG Bing)

1967年、中国・西安に生まれる。魯迅美術学院で写真を学んだ後、北京電影学院で撮影を学ぶ。99年から2003年にかけ、上映時間9時間を越えるドキュメンタリー『鉄西区』を監督。同作品は山形ドキュメンタリー映画祭、マルセイユ・ドキュメンタリー映画祭、ナント三大陸映画祭などで最高賞を受賞し、国際的に高い評価を受ける。続いて07年、「反右派闘争」の時代を生き抜いた女性を扱ったドキュメンタリー『鳳鳴-中国の記憶』を発表。同作はカンヌ映画祭で上映され、山形ドキュメンタリー映画祭では再び最高賞を受賞した。2010年には初の長編劇映画『無言歌』(東京フィルメックスでの上映時タイトルは『溝』)を発表し世界の注目を浴びる。昨年は東京で全作を上映する回顧展も行われた。








新情報は順次、追加されます。




Back ←↑ Top




●お問い合わせ ●プライバシーポリシー ●リンクについて ●第13回東京フィルメックス・チラシ(PDF) » 閲覧用 » 印刷用


KEIRIN.JP 夢への補助輪 本映画祭は財団法人JKAによる「競輪公益資金」の補助を受けて開催します。
© TOKYO FILMeX 2012